更新日時:2025-09-03 13:57:04
投稿日時:2025-09-03 13:50:26
音は消えても、心に残れば、それは永遠
作者: タカーシャン
カテゴリー :その他
総ページ数:1ページ [完結]
公開設定:公開
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著者の作品紹介
静寂のガラスの箱に
三百年 息をひそめた魂
人は宝石のように守り
触れることを恐れた
けれど楽器は 歌うために生まれ
その胸には 未だ解き放たれぬ旋律
ある日 ただ一度
弓が触れ 空気が震える
その響きは 誰の耳からも消え
誰の心からも消えない
永遠は保存にあらず
一度の響きが
幻となり 心に棲む
三百年の沈黙を破り
ひとつの旋律が生まれる
名もなき音の粒は
夜空をわたり 人の心に降りそそぐ
誰も記録せず
誰も再現できない
ただ その瞬間に在った響きが
永遠の真理となる
それを人は「幻」と呼び
それを魂は「久遠」と呼ぶ
三百年 息をひそめた魂
人は宝石のように守り
触れることを恐れた
けれど楽器は 歌うために生まれ
その胸には 未だ解き放たれぬ旋律
ある日 ただ一度
弓が触れ 空気が震える
その響きは 誰の耳からも消え
誰の心からも消えない
永遠は保存にあらず
一度の響きが
幻となり 心に棲む
三百年の沈黙を破り
ひとつの旋律が生まれる
名もなき音の粒は
夜空をわたり 人の心に降りそそぐ
誰も記録せず
誰も再現できない
ただ その瞬間に在った響きが
永遠の真理となる
それを人は「幻」と呼び
それを魂は「久遠」と呼ぶ