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バブル経済崩壊で業績が悪化した大企業は多くの中堅職員を中小企業に天下りさせることで人件費を削減しようとした。その標的になった花丸倉庫株式会社はやる気のない役員にあふれ、倒産の危機に直面した。大企業のプライドを忘れられずにいい加減な仕事をした小野寺常務はすべての責任を取らされ、保険金をかけられて殺されそうになった。逃亡に成功した彼は東日本大震災で子供たちを救ったことで生きる意欲を見出し、養鶏産業に身を投じた。殺し屋に拉致されそうになり辛くも逃れた彼は引越し業に出会った。それは厳しい労働ではあったが彼はつかの間の幸福を得る。