変貌
その3
中学生になって私のストレスは一段と増えた。小学生のときと変わらず三年間副級長に選ばれたが、それほど人望もないのにどうして選ばれたのか今でも不思議に思う。
ライバル視していた子は中学生になって転校したが、又別の圧力がかかっていた。二年生のときストレスがピークになり頭痛で学校を休むことが多くなったが、数日休んでは登校していた。欠席している間担任の先生が毎日近所の上級生に手紙をことずけてくださった。
二年生までは良い先生に恵まれたが、三年生の担任が体育系の先生で私のように体育が苦手な者は憎まれていた。それと二年生までの英語の先生が他県に移られて、別の教師になってからその先生も私を無視した態度で接して来た。
一時に守ってもらっていた先生が居なくなって、それに加えて三年生のときは同級の女子にはしかとされている気分だった。
今考えるとそれほどでもなかったのかもしれないが、なにしろ後ろ盾もなかったので最悪の気分だった。