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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
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頭痛(続・おしゃべりさんのひとり言182)

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頭痛



仕事中に「頭が頭痛で痛い」と言って、苦しそうな係長がいました。
この日は遠くの訪問先で打合せをしていて、4人が社用車で一緒に移動して来てたから、彼だけを早退させることができなかったんです。
だから休憩室で休ませてたんですけど、どんどん症状が悪くなっていきました。
「インフルエンザとかじゃないか?」
「いいえ、違います。この症状よくあるんです」
「どういう感じなん?」
「寝不足の時、頭が痛くなって、我慢してると吐き気がしてきます」
(寝不足で頭痛? 珍しい症状だな)と僕は思った。
そしてついに、吐き気を催してきたそうなので、ビニール袋を持たせて社用車で寝てるようにさせました。本当に何かの感染症だったら困るからね。
帰社途中も彼は寝たままで過ごしましたが、会社の駐車場に着いて、自身の通勤車両に移動させ、
「運転して帰れるか?」
「はい、もう少し寝てから帰ります」
「病院連れて行ったろか?」
「いいえ、大丈夫です。いつもここで寝てますから」
ということなので、そのまま彼の言う通りに任せてしまいましたけど、翌日はピンピンして出勤してきましたよ。

彼みたいに、頭痛ってしょっちゅうなるもんでしょうか。
僕の友人にも一人、昔から頭痛持ちで有名な人がいまして、毎日『ロキソニン』を呑んでるそうです。
ロキソニンって強い鎮痛剤でしょ。『バファリン』じゃダメだそうで、彼はそれを「毎日呑まんとやっとられん!」そうです。
僕はあまり薬を呑みません。体にはよくないと思ってきたからです。
なぜそんなふうに思っているかと言うと、若い頃によく参加していたビジネスセミナーで、健康がテーマだったり、メンタルトレーニングだったり、そんな場所で講師の方が話される内容に、「薬に頼ったらダメ」って言うのが結構定番で、その言葉が心に刷り込まれてしまったみたいです。
実際には、体調がつらい時は、その症状を和らげる薬を飲むことで、普通に行動できるようにしたり、早く回復させることが出来たりするものだと思いますけど、当時はとにかく「薬は悪」みたいに聞いてたんです。
だから毎年の健康診断でバリウム飲んだ後の下剤も、僕は呑んだことがありません。今もそうです。
だから多少頭痛がしても我慢するか、その他の手段で回復させることにしていました。
どうやったら頭痛が治まるかって言うと・・・その痛みの種類にもよるんですけど、熱いコーヒーを飲むと和らぐ気がします。

僕は二日酔いで頭痛になるなんてこと、ほぼないです。
だからなのか、風邪とかで頭痛が起こる場合は、薬呑んで寝るしかないと思いますけど、僕はほとんど風邪由来の頭痛にもなったことがありません。だから風邪薬も吞みません。多少頭が重く感じても、ただ寝るだけでOKです。
頚椎が詰まったような感じで後頭部が痛む時は、首の関節をポキポキ鳴らしたり、背骨の上の方を整体の要領でグイって伸ばして、ボキボキボキってやると、頭痛も楽になったりします。
便秘が続いた時なんかでも、体の不調が頭痛に表れることもあります。そんな時はトイレで頑張ればいいだけです。
ひどい肩こりの場合は、肩周辺を温めます。それにはお風呂に入るのが一番いいでしょう。
でも、目を酷使して目の奥が痛いような時は、お風呂に入ると血行が良くなって、余計にズキンズキンすることもあるので、その時は目をつむって休むのがいいかな。
最近はデスクワークがほとんどで、目を酷使しまくってるんで、視力も悪くなってきましたが、頭痛の方は?って言うと、
(あれ? 最近頭痛してないな)と思いました。
(いつからしてないだろう?)前回頭痛がした日を憶えてないほどです。
(そうだった。あれから頭痛がしなくなったんだ)って思い出した。