残 像
あたしらしく
甘える…ということ
苦手
そう文字に残してきた
そして自分に言い聞かせてきた
期待ばかりが膨らんで
求めるばかりの気持ちに
押しつぶされそうになるから
ただ甘えたくて
泣きたいだけなのに
それでも置き去りにされるのが怖くて…
素直じゃないね…って
そっぽを向かれても
臆病な気持ちはどうしても
心に鎧を着せたがる
無防備で心を許せる人がいない
強引にでもあたしの心ごと
抱いてくれる人がいない
ねぇ…
それだけのことなんだよ…
☆゚・*:.。.☆゚+.゚
あたしにとっての弱さとは
繊細なガラス細工みたいに
とてももろいものだから
簡単に触って欲しくない
そんなあたしに
彼はひと言
「泣かせてあげたい」
その言葉はうれしかったけど
足元から崩れそうな感覚に
ハッと我に返って
自分で気持ちを立て直そうとした
自分の胸に抱いて
思い切り甘えさせたい
そういうあなたと
大きな愛で包み込むように
彼を心を抱きしめたい
そんなあたしの愛情は
やっぱり交わることはなかった…よ