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小学生の一年生の頃から、「自分が天才ではないか」と思っている佐伯陽介少年だったが、そのくせ、「１＋１＝２」という公式をまったく理解していなかった。小学３年生の頃になって、やっと納得できるようになると、天才の片鱗が見えてくるのだった。成績はうなぎのぼり、しかし、中学受験はしなかった。中学になると、小学６年生の時、読んだ小説の中にあった「殺人計画メモ」というものを思い出し、ミステリー小説を書くことにしたが、その発想がまたしても、自分を天才だと感じさせることになったのだ。うぬぼれがいかに天才を作るか？　見ものというものであろう。作成期間：２０２４年１月５日～２０２４年１月９日。