小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

もう!しもの話だよ(続・おしゃべりさんのひとり言161)

INDEX|1ページ/1ページ|

 

もう! しもの話だよ



体格のいい友達の家に行ってトイレを借りたら、便座が割れていたってことがありました。
僕は今までに3人くらいの家で、そんな光景を目撃しています。
便器に座る部分のプラスチック部品のことですが、便座には楕円形のタイプと、先端の途切れたUの字型がありますよね。
割れていたのは、いつもUの字型の便座でした。
日々の使用で体重に耐え切れずに、座ってるだけで左右に押し広げられて、付け根にヒビがいくんでしょう。
基本設計が、重たい人に合ってないってことなんでしょうね。
そういう人は、楕円形のO型便座に変えるべきだと思います。
トイレのスペックについては、僕にも少し思うところがありまして・・・。

昔むかし、今から40年以上前のこと。僕が中学の時に父さんが知り合いから、健康食品を勧められていました。
今思えば、怪しいネットワークビジネスだったのかもしれないけど、その頃僕は、クラブでバスケを真剣に頑張っていたので、ビタミン、ミネラルとプロテインを、高いのに父さんが毎月買ってくれていました。
でもその効果は目覚ましく、無くなって発注が間に合わずにそれを2~3日摂っていないと、体がだるく感じるし、寝起きも悪くなったりしました。顕著にです。
だからその頃から、毎朝欠かさずに呑む習慣が身に付きました。
当時は病院でお医者さんに「朝ごはんは食べてますか?」と聞かれて、「ビタミン剤とプロテインだけ」って答えるとよく怒られたもんです。
でも、僕はもう完全にビタミン信者になってしまったので、その習慣は現在までずっと続けていて、誰より健康体を維持できていると思ってきました。
それを言うと、最近のお医者さんからは、「いい習慣ですね」と言われるようになりましたよ。時代と共に常識って変わるんですよね。

その話題で僕は鉄板ネタを持っています。
お酒の席くらいでしか話さない「下ネタ」だよ。(下品ですが、エッチな下ネタの方ではありません。汚い話でごめんなさい。女性には「もう!」って怒られることが多いけど)

健康食品のセールスの人から、はじめてファイバー製品(食物繊維)を勧められた時、「明日のウンコはすごいよ」と言われました。
そのファイバーのタブレット(錠剤)は、1円玉くらいの大きさで、厚みは5㎜程のモジャモジャジャリジャリの砂みたいなものを、強く押し固めたような塊です。「水と一緒に摂る」と聞いたので、こんな大きな粒を飲み込むのかと誤解していましたが、噛んで食べたらいいものでした。
確か「初めのうちは、規定量より多めに食べろ」と聞いていたので、初日は1粒でいいところを5粒くらい噛んで食べて、牛乳をいっぱい飲んでおいたと思います。
(身長を伸ばしたかったので、小学校高学年のころから毎日、牛乳を1~2リットルくらい飲む習慣もありましたので)
翌日、お腹の調子が変でした。グルグルよく動くのを感じました。大きな便意を催します。
トイレで頑張ると、太いんです。いつもより。
(肛門が引き裂かれるかも)と思いながら、ひねきり出すと・・・
(なんだこれは!? こんな大物見たことない!)と驚きの初体験です。
腕の肘から先ほどの大きさがあります。それが洋式便所の水の張った穴に柱のごとく直立していたんです。正に「産んだ」という感じです。
「母さん母さん! 大変や大変!! これ見てみてみて!!!」
僕はトイレで大声で叫びました。母さんは何事かと慌てて駆け付け、
「ぎゃ~! アホ!! はよ流し!!!」と、叫びました。
僕はお尻を拭いて、水を流しましたが、穴に直立したそれは、グリングリンと円を描くようにグラインドするだけで、一向に消え去ってくれません。
その後いくら流しても、うちのトイレの水流程度じゃ全く太刀打ちできないこの大物を、どうやって流したかは秘密にしておきます。
あれが小学生の頃なら、きっと致死量ですよ。

そんな経験があってから、僕はそのファイバータブレットの規定量を守るようにしました。
最近は当時とメーカーを変えていますが、週に一回くらい食物繊維も吞むようにしています。宿便を掃除する意味合いでです。
でもそれを摂った翌日は、やはり大物が出ます。あの時ほどではないですが、なかなか流れ去ってくれない時もあるんです。これには「もう!」ってなります。
それであることに気付きました。(ひょっとして世界中で、こんなことに手間取っている人って、意外に多いんじゃないか)と。
流す水の量で違うかもしれませんけど、そりゃま、水圧の低い建物のトイレとかは別として、便器のタンクの大きさ分の水を一気に流すんだから、きっと大体どこの家庭も同じようなもんですよね。
それで流れてくれないなら、トイレの標準スペックが低すぎるよね。食物繊維を摂った人のウンコの量をナメんなヨ! それはもう設計ミスと言えるのかもしれません。
トイレの底の下水管の入り口の直径をもう少し太くしてくれていたならば、こんな不便はないでしょうに。

よく考えたら、僕は小便器にも不具合を感じます。女性にはイメージしにくいかもしれませんが、男にとっては、立ったまま用を足せる便利設備です。
でもそこかしこに設置してあるそれは、サイズが小さすぎるのがあります。小学校ならまだしも、(大人用にこのサイズ?)って思えるのも結構多くありますよね。特に古いトイレには。
そんな男子トイレの永遠の課題とは、小便器手前の床にこぼす人が多いのを、どうするかってことでしょう。
女性用のトイレじゃそんなことまずないでしょうけど、男子トイレってのは、それが原因で床が汚れています。
こんなの絶対嫌です。そんな床を踏んで歩くのさえ。それに、そんなことしてしまう人の靴って、飛沫がはねてるでしょ。
なので対策としては、小便器が設置されている壁に、『一歩前へ』という注意書きがされてることが多いですよね。
確かにそれでコースアウトは回避できそうです。・・・普通の人ならね。
でも僕の背だと、これじゃダメな時もあるんです。一歩前に出ると、大事な部分が小便器の上部(屋根)に接触するか、よそ見してると、うっかり便器の上に尿を放つことになってしまうんです。・・・なんてことがないように、ターゲットを定めて慎重に放たないといけません。
だからこんな疑問をずっと持ってきました。(日本の小便器は、いったい身長何センチの人用に設計されてるんですか?)
僕個人の対策としては、足を左右に大きく開いて姿勢を低くして用を足す。でも隣に人がいてそれができない場合、腰を落として空椅子状態で用を足すしね。とても面倒だというのもわかるでしょ。
それでも床にこぼしたりしないですよ僕は。
だから安易にこぼす人、反省しなさい! もう!


     つづく