まもなく時効
41〇節子の水着の写真
42〇秋葉原のグラビアカフェ(外)
霧島と漣と吉永がグラビアカフェに着く。
漣「ここの二階です」
霧島「階段で行こう。吉永はパトカーで待機」
43〇グラビアカフェ入り口
朔太郎がカフェの店員横山大樹(24)に胸ぐらをつかまれている。こ
っそり隠れて漣と霧島がそれを見ている。
横山「じいさんよお。そういうのが一番困るんだよなあ。あんまりうちのアイドルのプライベートにつっこんでこないでくれる?」
朔太郎「ちょっと聞きたいんです。おたくのアイドルたちに。水着になってどんな思いをしているのか?後悔してないかとか?」
横山「だからそういうのが一番迷惑だって言ってんだろ」
横山、朔太郎の胸ぐらつかんだまま朔太郎の体を揺らす。
朔太郎「お願いだ。少しだけでもいい。話を聞かせてくれ」
44〇漣が目に涙をためて朔太郎を見ている。
45〇グラビアカフェの入り口
横山、朔太郎の胸ぐらをつかんでいる。
朔太郎「お願いだ」
横山「しつこいんだよ。じいさんよお。おい、こら」
朔太郎「お願いします。この通り」
朔太郎店員の横山に土下座をする。
46〇漣が目に涙をためて朔太郎を見ている。
47〇グラビアカフェの入り口
朔太郎店員の横山に土下座をしている。
朔太郎「お願いします。どうか。どうかこの通り」
48〇漣涙を浮かべて朔太郎を見ている。
49〇グラビアカフェの入り口
横山と朔太郎がいる。離れたところに霧島と漣がいる。
横山「おい、こっちもなあ、こういう商売してるとなあ、裏でやんちゃな人がついてんだよ。やんちゃな人たち連れてくるかあ?なあ、じいさん、えっ?」
朔太郎「私を殴って話を聴かせてもらえるならいくらでも殴れ」
横山「このじじい」
横山、朔太郎を殴り飛ばす。朔太郎壁に体を打ち付ける。霧島が現れ
る。
霧島「おい、お前ら、やんちゃもん出したいんなら、出してみい。やんちゃもん潜んでるんなら出てこいや。そんなもんがなんぞい。やんちゃもんが怖くてドヤ街で刑事やってられるか。全員しばいたるわ」
横山、霧島を見て少し驚く。
横山「あなたは?」
霧島「刑事だ」
横山「刑事さん。今営業妨害がありまして。このじいさん、うちの女の子のプライベートに入ってきて」
霧島「そんなん知っとるわ。今お前じいさん突き飛ばしたろが。暴行罪や」
横山「いや、刑事さん店を守るため」
50〇グラビアカフェの入り口
中からアイドル神月みう(22)が一人出てくる。
みう「そのおじいさん、なんか理由があって私たちに聞いてるんでしょ?」
漣「そうなんだよ。理由があるんだよ」
みう「だったら、私答える。そのおじいさんの質問に答える。お金払ってるんだし」
霧島と漣、顔を見合わせる。霧島、朔太郎の体を起こす。
霧島「大丈夫ですか?」
朔太郎「ああ」