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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑳信州・東北(気まま過ぎた旅)

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■最初の「おたより」


 幸枝さん、おはようございます。ラジオネーム「静岡のとみちゃん」です。
 この「おたより」が読まれる頃は、キャンピングカーで青森県内を北上して、津軽半島の龍飛崎に向かっているものと思います。

 「1週間くらい、信州を旅してくるね」と妻に伝え、静岡県の自宅を出発したのは11日前。信州を回って日本海側に出て、右折したら、青森県まで来てしまいました。
 旅の折り返し地点を龍飛崎に決めたのは2日前、これほど「気ままな旅」をやったのは初めてで、それはもう「気まま過ぎる旅」ですね。妻はまだ働いていますので、今回はセカンドライフの「ひとり旅」です。
 今日までの、この旅を振り返ると、色々な景色との出会いや友人との再会がありました。その「旅のページ」を少しめくってみます。

 その前に、通常の「クルマ旅」と違って、「キャンピングカーの旅」の場合は色々と準備がありますので、その内容をご紹介しますね。

 私のキャンピングカーは、バンテック社のキャブコンタイプ(※)の「ジル」です(以後、「ジル」)。2800ccディーゼルターボ、定員は10人、就寝人数は5人ですので、ひとり旅ならば、有り余るほどの余裕があり、快適な旅ができます。

  ※トラックの運転席部分を残して、その後方に居住スペース(シェル)を乗せたクルマ。たとえば、トヨタのトラックの「ダイナ」をベースにした車両名は「カムロード」と言います。
 
 最初の準備は充電です。
 「ジル」のダイネット(運転席後方のリビング・ダイニングスペース)の家電や照明向けのサブバッテリーは、自宅のカーポートに駐車している間に、「ジル」の屋根のソーラーパネルで満充電になっていて、新たな充電は不要です(電圧計で14V以上、受電残量は100%)。しかし、冷蔵庫を十分に冷やしておきたいため、一晩中、外部電源に接続しています。
 その冷凍室にたっぷりと入れた保冷剤をカチンカチンに凍らせます。その理由は、旅での就寝中、冷蔵庫のモーターのOn/Offを繰り返す作動音が意外と大きくて気になるため、スイッチを切るのですが、その間、凍った保冷剤で冷蔵庫内を保冷するためです。それは節電にもなりますね。
 もうひとつ、サブバッテリーの充電残量の不足時に備え、新たに購入したポータブルバッテリーを満充電にします。

 次は水の準備です。
 飲み水用に水道水をポリタン等に30リットル入れ、且つ生活水用に、「ジル」の内蔵タンクを水道水で満タンにします(87リットル)。
 その時、フォーセット(蛇口)から水が出ることを確認することが重要です。「ジル」を使用していない間に、ポンプのスクリューが固着する場合があるため、それを確認するためです。

 最後は、タイヤの空気圧です。
 「ジル」の車重は3トンもありますので、タイヤの空気圧の管理(6kg)は重要です。空気圧が低いとバーストの原因になりますね。

 以上を出発する前の「必須準備項目」として、忘れないためにも「電・冷・水・圧」と私は呼んでいます。
 その他に、自炊用の食材や無洗米を積み込みます。なお、フライパンや鍋、茶碗などは、キャンピングカーに常備しています。

 それでは、「キャンピングカーの旅」のページをめくります。