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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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続・おしゃべりさんのひとり言/やっぱりひとり言が止めらない

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友達にワインの好みを聞くと、ほとんどの人がワインは苦手って言うんです。
その理由は、渋いとか酸っぱいとかで、体が受け付けないんだそうです。
確かに僕も初めはそうでした。
もともとワインを買う習慣が無いから、何かのイベントのプレゼントとか、たまたま安い居酒屋チェーンで提供されるワインしか飲んだことが無いと、「不っ味いまっずい」のしか知りませんよね。
日本の大手酒造メーカーが売ってた安いワインも、正直飲めたもんじゃなかったです。
そんな経験しかない人も、僕らのワイン会に来て、誰もがワインが好きになっていきましたよ。
でも、僕がワイン好きって知ると、皆さんの家にあったもらい物とかのワインを「飲まないから」と言ってよくくださるんです。そういう時は、すぐに飲んでお礼を言うようにしています。でも好みに合わないのも多くて、不味いのは干しブドウをつまみにしたら抵抗なく飲めるということに気付きました。ま、大抵は料理酒に使ったりしてますけど。
今じゃ月一回の定期便で、各種コンクールの受賞ワインを数本購入していますし、それ以外でも気になるワインがあれば、その日飲む気が無くても買ってしまうくらいハマってきたんですね。
家には40本くらい入るワインセラー(冷蔵庫)がいっぱいで困っています。(早く飲まなきゃ)
なのに最近は1,000円以下でも上質なワインがたくさん輸入され始めて、僕の手が回りません、と言うか口が回りません(酔っぱらったからじゃないですよ)
それにもう一つワインが貯まってくる理由は、毎日ワインばかり飲んでる訳じゃないからです。
当然ビールを飲む日もありますし、苦手な日本酒に慣れようと、ちょっと遠出をする度にご当地の大吟醸酒を買って来たり、もともと好きだったカクテルを作るのに、ジンやウォッカ、テキーラ、ウィスキーなんかも幾種類も並べていますので。
一応、念のため言っておきますけど、決して僕は大酒飲みではないですよ。
アルコールにはめちゃくちゃ強い体質で、学生時代からなんぼでも飲めるし、千鳥足になることもなく、ほとんど泥酔したこともないので、つい飲みすぎることはありました。
そこで日本酒、焼酎とかウィスキーなど特定の苦手なお酒を飲むと悪酔いしてしまうので、ほどほどに気を付けることにしています。
でも好きなんです。大勢で飲むと楽しくてしょうがない。
今は溺れるほどは飲まないけど、週に3回くらいは晩御飯と一緒に嗜むくらい。
でも妻はほとんど下戸です。
お酒が好きだって言う割には、缶ビール1本が空けられませんね。
でもワインやカクテルも僕が用意すると、喜んで飲んでくれますから、その後は顔色がすごいことになるんです。
始めは何の抵抗もなくグビグビ行く感じですが、グラスを空ける頃には顔から胸元が真っ赤に変色。
そのまま放っておいて(静かになったな)と気付いた頃には、紫色の顔をしています。
ベッドに直行させた後は、毎度片付けが残ってしまうので、僕はそんな妻の下戸ぶりを面倒に思います。
娘はどうかって言うと、今まで一度も飲酒経験がありません。(本人がそう言っています)
飲ませてみようと何度か勧めてみましたが、絶対に口にしませんでした。(未成年の正義感とか倫理観からのようです)
そんな娘にも幼児の時から、ワインを開けた際に必ずコルクの匂いを嗅がせていたら、その習慣だけは今も続いています。
彼女もその匂いで、いいワインかどうか判別できるほどになっています。

その娘ももうすぐ20歳の誕生日です。
そこからは飲酒もスタートするようですけど、その記念の一発目のお酒は、あのブランデーの梅酒にします。
この日の為に、20年も前から用意していたんですから。
味見を一度もしていない20年ビンテージの自家製梅酒。どんなものかな?
(ちょっとこわいwww)