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みやざわみを
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novelistID. 61217
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駄文とその組み合わせ

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胸の中で警鐘がなっています。まだ現場にもついていないのに、この緊張感は異様です。今まで様々な経験をしてきたと自負できても、こんなにも想いを入れてしまったのは初めてかもしれないのです。楽しんで、発揮するだけなのにですよ。ああ、神様どうか私を許してください。そんな気持ちにさせられます。泣きたいし死にたい。どんなに気丈に振舞っても根本の柔い部分は、一向に強くならないのです。

思えば学生の時からそうでした。何も変わっていないのです。寧ろ段々衰弱の一歩を辿るメンタルは、間違いなく夢を追う私の足かせになっているのです。それは分かっているのに。だからこうして、いつも駄文を書くときは大抵、何かに立ち向かって自分と戦っている時なのでしょう。それは否めないのです。

刻一刻と迫る時間に身をゆだねるしかない私は相変わらず無気力です。何も変わらないのです。成長は出来ているのでしょうか。わかりません。とんでもない腹痛にも悩まされる今日この頃、私は私に打ち勝つためにオーディションへと向かいます。誰もライバルではない、最大の敵は私自身だと知っているから。

お久しぶりです。またここに戻ってまいりました。最近は演劇発表が間近に迫っていることもあり、疲労が蓄積しています。稽古中は台本に向き合うものの、帰宅と同時にどうしても開けなくなります。でも、これじゃまずいとは思っています。今日こそは今日こそはと、自分に絶望しないように言い聞かせるのです。

以前は嬉々として開いていた台本も、大詰めになると触れられなくなります。期末試験なんかと相違ありません。私は何かと本番が近づくと投げ出したくなり、実際に手をつけられなくなるのです。

しかも重ねて、ショックな出来事が重なりました。これは何処かに吐露しないと、多分自分が保てなくなりますのでここに吐き出させてください。まず、その一に自分が友人だと思っていた男友達に告白されたことです。その瞬間はアルコールが入っていた為、平気でしたが本当に申し訳ないとは思いますが、後から言いようのない嫌悪感と吐き気に襲われて、今現在まで二度と会話は出来ておりません。

そして、約二十年ちょいを生きてきた私にとって、その中でも最も尊敬する方の近況がその二です。本当に私が気落ちしていた時に救われて、その方の助言のお陰で今の自分が形成されているといっても過言では無い、そのくらいの憧憬する人物のSNSを偶然にも見つけたのはいいものの、精神状態がとても不安定となっていて、今こうして書き綴っている中でも本当に心配です。

きっとここは拝見されていないと存じますが、もし拝見しておりますようでしたらお伝えしたい。

私は紛れもなく、あなたのお陰で大学に入学し、転入することはあっても、辞めずに今日まで努めています。大好きなものを全力で取り組むのも、全てあなたの背中を見てきたからなのです。あなたは自分は成長していないと仰っておりましたが、そんなことはないと私は思っています。これ
らは何年経っても変わることは無いし、重いのは承知ですがあなたには幸せになって欲しい。

それがどんな形であれ、です。なにか辛いことがあれば、絶対周りを頼ってください。自暴自棄になりそうな時は外の空気を吸ってください。私はあなたから教わった、胸に手を当て大丈夫という言葉を繰り返し、この数年を乗り越えてきました。ただ幸せでいて欲しい、それだけなのです。

今日も稽古が終わりましたが、やはり何故か世の中は優しくない人が司っている部分があります。本当に人間的で情緒的で優しさを持っている人が損をする世の中です。自分で言うのもなんですが、尊敬するこの方の出会いにより私の性格は180度変わりました。

それ迄、私はとことん性格が悪かったのです。虐めをしてしまった経験も虐められた経験もあったり、ガタイと言葉が大きいせいで相手を苦しめたことは私が知る限りでも少なくありません。あの時は確か私は周りと馴染めず、ちょうどコロナも重なり不登校でした。

もう塞ぎ込みたいほどに、転居とともに友達も居なくなって人との関わりを遮断したかった。でも、あの場所があったから私は今日まで生きられています。あれ以前までは、正直なところ希死念慮が常に頭を覆っていたのですが、あの場所でその方の話を聞くうちに霧消したのです。

自分で言うのもあれですが、初めて人に優しくすることの意義や生きていく上での大切なことを教えてくださったと感じています。これは並大抵の方ができることでは無い。きっと辛さを知っているからこそ、また人生を豊かに生きてきたからこその、救いの手だと私は思っています。

だからこそ、今回のことはショックというより心配が勝っています。大丈夫、大丈夫と周りの方は言ってあげて欲しい。今日は私も帰って絶対に台本を開きます。あなたの幸せを願って、そして私もあなたから頂いた、生きる力を纏って。