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あすは我が身

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その2


そういう私でも三日前に細かい物を買ってきて、大事なものとして室内のキャビネットの上の文書の間に挟んだ。

三日前からの日記と家計簿を付けるのをさぼっていたら、領収書は置いてあるから家計簿は三日間のレシートを見て書いた。その日のことはちゃんと覚えているから日記に行動の記録を書いた。

あれ?確かに郵便局で新しい切手を買ったナ、切手を入れる引き出しは決まっているので確かめてみると入れてなかった。所在不明、キャビネットの上に挟んだ記憶を忘れている。一緒に買った書留の封筒も引き出しに無い。

大事な物は大事な置き場所へ、ちょい置きをしているはずだ。バッグの中、財布、など見たが無い。キャビネットの上の本立ての中の書類を全部取り出してみた。
無いので本立ての隙間を丁寧に見ていたら挟んでいたよ。書留の封筒があった。これこれ、中には切手を入れたんだわと見ると入ってない。
こりゃこりゃ、大変だ。なんでこんなに呆けてるん。

財布を開けたら大事な物を入れる場所に、袋に入れてもらった切手があった。
さっそく、何時もの引き出しにそれぞれを保管。

買って帰って疲れていても、ちょい置きは絶対ダメだ。
探す時間の無駄使い。反省反省。

作品名:あすは我が身 作家名:笹峰霧子