面接試験で人間がわかるだろうか?
面接試験で人間がわかるだろうか?
この季節になると思い出すのは、医学部の選抜試験である。
以前、ある私立医大に籍を置いたことがある。
医学部の入試は、筆記試験の合格者を、最後は面接で振り分ける。
その面接試験に駆り出された。
私立医大は、良い医者を育てることが目的だが、大学の評判を良くするためには、医師国家試験の合格率を上げなければならない。これが重要なテーマになる。
合格率を上げるためには、選抜試験の時、6年後の国家試験に合格できそうな学生を選ぶことだ。
入試のテストでは、その時の学力は分かるが、その先どうなるかは分からない。
そこで面接が大事になる。
作品名:面接試験で人間がわかるだろうか? 作家名:ヤブ田玄白