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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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床屋に行った

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 そこである時、床屋さんに
「眉毛を黒く染めることはできますか?」と相談した。
床屋さんの答は歯切れが悪かった。
出来るのか出来ないのか、理解できなかった。
後でわかったのだが、床屋さんは、法律上、眉を染める事ができないらしい。
しかし、美容院でできることが、なぜ床屋さんはできないのだろうか。大きな疑問が残る。

 さらに、今日は別の疑問を抱いた。
カットした髪の毛がガウンの上に貯まると、床屋さんは、一度、パッ、パツと、床にハタキ落して、もう一度箒で掃く。
私だったら、ガウンの髪の毛を、そのままゴミ箱に捨てるだろう。
なぜ、そういう面倒なことをするのだろう?
箒で掃除するのが好きなのだろうか、それとも、法律で決まっているのだろうか?

 私は床屋に行くたびに、疑問を感じ、疲れて帰ってくるが、床屋さんは精一杯サービスしたつもりなのだろう。
二か月たったら、また行かなければならないと思うと今から心が重い。
作品名:床屋に行った 作家名:ヤブ田玄白