小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

ちょっと高すぎたのではないか

INDEX|174ページ/201ページ|

次のページ前のページ
 

 反省すべきことはさらにあった。
家に帰ると、財布がなかった。
〈Oさんの車の中かもしれない。ズボンの後ポケットから落ちたのだろう〉
私はOさんの家に走った。

「Oさーん、私の財布、車の中にありませんでしたか?」
Oさんは笑っていた。
「これでしょ。センセイ」
「アアよかった。ありがとう」
「センセイ、お金は大事にしなきゃいけないよ」
「ほんと、すいません。助かりました」
「記念に一割もらっといたけど、いいよね」
「エッ、そんな・・・。勘弁して下さいよ」〈Oさんならやりかねない〉

「じょうだん、じょうだんだってば」Oさんは慌てて否定した。
Oさんが悪い人でなくてよかった。もし返してくれなかったら、警察に電話しようと思った。

 反省すべきことが、これほど多いゴルフは珍しかった。
あのゴルフ場へは今後行かない事にする。
狐のいないゴルフ場を探そう。