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桐生甘太郎
桐生甘太郎
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八人の住人

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128話 おふろのおんど


よんじゅうどのおふろにはいったよ。産褥がいらいでおふろまだだよっていわれてたの、もうよくなったから、はいったの。シャンプーしてトリートメントしてから、あかすりして、けをそって、ボディーソープであらったの。そのあとは、よんじゅうどのおゆに、ゆっくりつかりながら、みずをにはい。いいよ。

よんじゅうどのおふろにはいったときね、あかりのいた、ほんのりあかるいまるのなかをおもいだしたの。あの子はそこからいなくなっちゃったけど、ぼくはそこにまだいたなあ。でも、そのあとのことをおぼえてないんだ。ほんのりあかるかった。あったかかった。あったかいともおもわなかった。ずっとだった。そととはちがうの。

おふろはよんじゅうどがいいなあ。




作品名:八人の住人 作家名:桐生甘太郎