悠々日和キャンピングカーの旅:⑤山梨県の旅(白州、河口湖)
⑤走行中のダイネット内の振動音対策
キャンピングカーを購入した直後は、その運転や大きさに早く慣れたいとか、気分的に浮かれて走っていたが、次第に落ち着いた運転が出来始めてから気付いたのは、ダイネットから、何かしらの振動音が聞こえることだった。
走行中、妻に確認してもらったところ、主なポイントは3ヵ所あり、暫定的だが、次のように対処した。
-1. バンクベッドのスライドする底板の振動音 ⇒ 布団を載せたら、その重量で振動音が無くなった。
-2. マルチルームの扉の振動音 ⇒ 扉を閉めた時、扉が当たる部分に隙間があり、その部分の振動で音がしていた。その隙間にテープを貼り付けて振動を吸収させることで振動音を無くした。
-3. 網戸の収納部分からの振動音 ⇒ 窓枠に多少のガタがあり、詰め物で振動音を消した。
これからも、気になる部分があれば、DIYで何とかすることになるのだろう。
⑥パラモーター積載用のキャリア
「キャンピングカーの旅」に「パラモーター」をプラス出来るならば、旅先で「空の散歩」が可能になる。旅先を上空から俯瞰したい気持ちが強く募っている。
市販のヒッチキャリアにパラモーターユニットを積載出来るが、キャンピングカーのベース車のカムロードに取り付けが可能なヒッチメンバーが市販されていない。ヒッチメンバーが取り付けられたキャンピングカーを見掛けるが、そのヒッチメンバーはどうも自作のようだ。
そこで、折り畳みが可能なリヤキャリアを鉄のアングルで製作し、その取り付けは、キャンピングカーの側面がFRP材のため、厚めの板を内部から当ててボルト締めする構造を検討した。現在、キャンピングカーとの現合を進めている。
⑦自宅のカーポートで車中泊
キャンピングカーを買った昨年の11月と翌月の12月は月に2回ずつ、今年になってからは月に1度の頻度で自宅のカーポートで車中泊をした。
温暖な静岡県、それでも冬はそれなりに寒く、車中泊をやってみて、どの程度寒いのかをじっくりと体感しておきたかった。妻にはそう説明しているが、愛車のバンクベッドでの就寝が嬉しくて、そんな気分だった。
今回の旅の1週間前にも車中泊をした。その様子は次のようなものだった。
自宅でパジャマ(スウェットの上下)に着替え、芝生の庭を横切り、キャンピングカーのエントランスから持ち込んだのはパソコンとコーヒー。FFヒーターのスイッチを入れ、ダイネットの窓はシェードを使って断熱し、運転席とダイネットの間にカーテンを取り付けた。これで寒さ対策は完了。
LTE通信機能が搭載されていない私のパソコンだが、カーポートに停めたキャンピングカー内でも、自宅のWiFiにアクセスできるため、ネット検索が出来た。暫くして、FFヒーターを切って、バンクベッドに上がって、布団に潜り込んだ。
6時半頃に目が覚めた。自宅のリビングに戻り、コーヒーを淹れて、満足な気分に浸った。
そんな私を妻は毎回、「好きだね~」と冷やかすが、嬉しい言葉だ。
ネットか何かの情報だったか、車中泊の経験がある人に「車中泊で気持ち良く眠るための条件」を聞いたところ、「足が伸ばせる/平らで広いスペースがある」と回答した人が最も多く、次いで「適正な温度が保てる」、そして「クッション・マット・布団・寝具がある」と続いた。
普通のクルマで実現するにはなかなか難しい条件の様で、ぐっすりと眠るのは難しそうだ。しかし、キャブコンタイプの私のキャンピングカーでは、バンクベッドやベッドルームに切り替えたダイネットで布団を敷いて、車内の温度は、冬はFFヒーター、夏はエアコンと網戸からの外気の流れ込みで、ほぼ適温なので、良い眠りに就くことが出来ることを再認識した次第で、同時に、キャンピングカーのオーナーとしての満足感に浸った。
⑧ラジオのアンテナ
前回の岐阜県の東濃の旅の前に、念願のカーコンポを取り付けた。FM放送をどこでも受信できるものと思っていたら、殆ど聞くことが出来なかった。そこで、持参したお気に入りのCDを聞いたが、1泊2日の旅では、10枚のCDでも2回は聞いてしまう。
キャンピングカーのラジオアンテナは、バンクベッドが運転席の前や横にはみ出しているため、わずか10cm程しか伸ばせない。それが原因だと判断して、それに電線コードを結線して、左右に3mほど延ばしてみたが、期待したほどの効果はなかった。
後日、キャンピングカーのビルダーのVANTECHを訪問した時に、ラジオのアンテナについて訊いたところ、10cmほど伸びているアンテナはオートロック用のアンテナということで、取り付けた電線コードを外した。
そして、フロントガラスに貼るタイプのラジオアンテナをネットで注文し、フロントガラスに貼り付け、その端子を、カーコンポに接続したところ、以前よりかなり、受信状況が改善された。ひとり旅の時は、ラジオは必須だ。
では、最高の“ほうとう”に出会った「キャンピングカーの旅」を綴る。