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2002年8 月・9月、小泉首相が北朝鮮と交渉した頃

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《2002年・8月、9月》
北朝鮮の拉致被害者5人が帰国する直前の頃です。

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◆8月8日/酒飲みは何故 「左党」?
 
このところ、飲む機会も多く、もうそろそろ酒量を控える必要がある年齢ですが、嫌いではないのでつい飲んでしまいます。この季節は当然ビールですが、最近は焼酎も増えてきました。焼酎はチュウハイの出現以来、すっかり市民権を得ていますね。
 
ところで、日本語にはいろいろの言葉に、その出所の由来が多くて聞いてみると結構楽しいものです。酒飲みの事を「左党」というのもその一つでしょう。なぜ左が酒飲みとつながるか。左手でコップを持つのは関係なく、右手で持っても左党。
 
実は大工さんと関係あるらしいのです。それは「ノミ」は左手で扱うものだから。「ノミを持つ手」から「飲み手」となり、「酒飲み」の代名詞になったとのこと。左党はそんなところから出ているらしいのです。
 
左と言う文字から「左翼」という言葉も思い出されます。1790年代のフランス革命当時、フランス国民公会(日本の国会)で、議長席から見て左側全体にブルジョア自由主義政党という、言わば社会主義政党が議席を設けた事により、革新政党自体を左側と位置付けたようです。
 
革新政党はよく赤い旗などを振りますが、酒飲みの顔が赤くなるのと何だか共通点としてのこじつけにもなりそうな「左」の文字ではあります。

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◆8月28日/新規開店、バルーンショップ
 
今月は、本業のグラフィックデザイン事務所に加えて、新しく「バルーンハウス佐賀」を新規開店しました。お盆をはさんでの準備に忙しく、この欄も少しご無沙汰をしてしまったようです。 
 
如何に合理的に開店の準備をするか…佐賀市内や周辺のショップを数日かけて回ってみましたが、最後は什器備品のほとんどはカタログを見て、大阪の専門会社から購入しました。結局はそれが一番安かったし、同時にいろいろなものが揃えられたからです。

最初から通販で仕入れておけば良かった訳で、何だか余分な労力を使ってしまい、時間を浪費したようで情けなかったかも。

しかし、何故多少の借金までしてバルーンショップを始めるのか、理由は2つ。

1つ目はこの頃のやたらとデジタル文化に囲まれている生活を少しでも和らげたい。コンピュータは勿論のこと、家電品、ゲーム機、通信機器などの日常品から国家の背番号制による管理体制まで、人間本来の姿であるプライドあるアナログ人間が疎外されています。
 
手で物を作り、裸足で土の上を歩く…ほんの30年程前までは確かにそんな生活がありました。コンピュータを扱えなくても何の支障もなかった時代。化学調味料が珍しかった時代。風船事業はほとんどが手作りで行うゴム風船、天然の樹液(伐採はしない、採取のみ)で作られ、一瞬でも何だか子供のような心持にしてくれる。女性が好むのも何か理由があるのでしょう。
 
2つ目は、現状のデザインの仕事内容では現状維持が困難かも知れない…と“達観”した?から。そんな時に目新しい仕事を見つけた気がしました。
 
風船を使ってのプレゼント品やいろいろな装飾などを考えると、佐賀での競合相手も少なく、これから年末にかけて「バルーンショップ」の存在をどのようにして知ってもらうか、が仕事として成り立つかどうかの分かれ目になるのでしょう。
 
いずれにしろ、特別に必要なもの以外は、旧態依然のやり方では時代に取り残されてしまう。だからと言って、訳の分からない横文字で成り立つデジタルはもうこれ以上は係わっても仕方ない、若い人に任せよう。
それならアナログであっても新しい感覚を持つ業種は何かないかと探して出会ったのが、そんなに資本もいらずに楽しそうなイメージを持つバルーン(風船)でした。 
 
あと半年くらいで出来るだけ楽しさを広めたいですね。しかし、この立ち上げに際しての情報はインターネットを通じて探した事なのです…やっぱり何か変かなア。

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◆9月18日/歴史的、日朝会談
 
昨日は小泉首相が、朝鮮民主主義人民共和国の金正日総書記と歴史的な会談を行いました。近隣ゆえに日帰りではありましたが、何と言ってもすぐ隣の国がこんなに遠いのは、歴史のなせる事でしょう。
 
第2次大戦後、たった数年で朝鮮戦争が勃発。まさに米ソの犠牲になったと言っても過言ではないでしょう。大戦後、未だに同胞が反目するのは世界的にも稀で、不幸な民族の一つと言えます。朝鮮戦争で軍需に沸き、それからの経済発展を築いた日本とは好対照です。
 
板門店でにらみ合い、互いの国をけなす風土は全く信じがたい。韓国の若者は兵役が義務付けられ、北朝鮮に至っては国外にも自由に出かけられない。
 
50年前当時の思想を引きずっている数少ない国のようです。何だか第2次世界大戦前の日本の姿に似ているようにも感じられます。情報規制(虚偽情報)、軍政府主導の政治、偏執思想…等々。
 
今回の日朝会談での大きな話題になった「拉致問題」は、誇り高い?北朝鮮が公開するのは、北朝鮮側にとって今後の日本からの支援に対して必要条件と判断したに違いありません。ただ、8人死亡となっているのが、その数はいかにも多い。死亡するような年齢ではないでしょう。
 
だが、確かに戦争中の日本の行為は、韓民族への屈辱的な歴史として厳として残ります。本来なら過去の清算をしてからスタートするのが筋かも知れません。
 
しかし、なぜ「拉致」の必要があったのでしょうか。日本語教育とか日本の思想収集とか言われるが、ごく普通の庶民を連れ去っています。どうせなら多少気の利いた教育家とか政治家とか連れて行けば良かったのに。
 
実は、韓国人も日本とは比較にならないほどの人数が拉致されているようです。その数はおよそ7000人以上。未だに400人くらいの人が帰ってきていないらしい。2年前に韓国の金大中大統領が北朝鮮に行って、友好条約を締結しました。その時は一切その問題には触れずに帰ったらしいのです。
 
なぜそんなに多くの人を連れ去る必要があるのか。韓国人だと言葉も一緒、本来の思想としても大差ないでしょう。日本人拉致とは意味が違うのでしょうか…。金大中大統領はやはり突っ込んで話すべきでしょう。すっかり金正日主席のペースにはまった感が強い。あれでノーベル平和賞をもらったのでしょうか。
 
まあ、長い空白期間がこの数年で埋まりつつあるイメージなのは、客観的には少なくとも北朝鮮にとっては良い事でしょうが。

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◆9月27日/心・技・体
 
このところ日本では社会的な不況と言われて久しく、自分の仕事がなかなか思うように行かない人も多いに違いありません。実際、日本でも表面上で5%くらいの人が失業中と言います。人数で言えば350万人くらい。そんな中では、心穏やかに温和な生活を送る人は滅多にはいないでしょう。「心」を伴うことが出来ません。