2002年7 月、ネット通販が話題にのぼり始めた頃
《2002年・7月》
日本でもインターネットでの通販が目立ち始めました。
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◆7月7日/日本・昔の街並み
今日は7月7日。いわゆる七夕の日。織姫と彦星が年に一度のデートをする日…雨が降ったら可愛そうに、又来年まで逢えない。昔は話の一つ一つに夢とロマンがあったものです。同じメルヘンの画像を思い浮かべるのでも、最近のCGのイメージとは違ってソフトな感覚で捕らえる事が出来ます。
佐賀駅バスセンターから今朝10時出発のバスツアーで「甘木のキリンビール工場」や「日田の豆田町」に行きました。大分県の日田市は、江戸時代の天領と言う特性を今なおイメージさせる街並を観光資源にしています。後世に造ったテーマパークとは違い、本物の建物が確かに雰囲気として昔を感じさせますね。
第2次大戦で空襲を受けてない街の一つでしょうが、戦後に区画整理などの愚行に走っていない成果が生きています。京都や奈良などの昔遺産で有名な都市は、米軍が空襲を避けた…と聞いていますが、日田のような田舎町は町そのものが空襲の対象から外れていたのかも知れないですね。
日本人の一人として、そんな日本的な趣のある建物や物品などを見ていると、やはり気持ちのどこかに郷愁を感じます。
ヨーロッパの古い街並みや、歴史ある王宮など確かに素晴らしいのですが、どうしても観光的な見方になってしまいます。人種の根本が違うのでしょうか。それとも、幼い頃(40年ほども前、小学校の低学年)によく見た時代劇の映画の原風景が脳裏に焼き付いているのでしょうか。
多くの洋画も見ていますが、やはり景色としては映画の世界。自分の原風景になる事は出来ません。
自分自身の日本の景色NO.1は、30年ほど前に住んでいた奈良の東大寺裏の狭い路地。漆喰壁の隙間から数頭の鹿が連れ立って道に出てきて歩いていました。すぐ横には木立の中に古い木造の高床式建物などがあり、まさに平安絵巻の公家さんが登場するのでは…と思ったほど。
この20年間は奈良の街もご無沙汰していますが、次に行く機会があれば、真っ先に見てみたい場所です。あのまま残っていて欲しいですね。
街並みといえば、最近の京都駅の変貌ぶりほどガッカリした事はありません。街として建物の高さの制限を設けるということでしたが、それなら素材の制限も必要ではないでしょうか。まだ直接見た訳ではありませんが、無機質で近代的デザイン、ガラス張りの京都駅が果たして評価出来るのか…全く疑問です。
中身は最新式でも、せめて外観はその場所に応じたデザインがなければミスマッチの典型として残されてしまう。京都は失格かも知れません。
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◆7月12日/手のひらの不思議
もう梅雨が明けたのかと間違うくらいに蒸し暑くなってきました。日本独特の不快指数が、本当に気持ちを不快にさせます。温度+湿度が相まって、自分はあまり得意な季節ではありません。
そんな時のビールは、心身ともに生き返らせてくれます。右利きの人は当然右手でグラスを持つんでしょうが、飲もうとしてグラスを持った右手を見て先日ふと思い出したことは、実は利き手の指が反対の手の指より短いと言うこと。
99%の確率で当たっているそうです。全くの謎で、解明の糸口もないらしいのです。これを読んでいるあなたも手のひらをピッタリ合わせて試してごらんあれ。
そして、手のひらには1本の毛も無い。どんなに毛深い人でも例外ではありません。手のひらには特別な感覚装置があって、特に指先には圧力を感知する「パチニー小体」 と呼ばれる神経が集まっている。わずか0.5ミリメートルの2点を区別出来て、点字を読むのは人差し指です。
もし、背中で点字を読もうとしたら、6cmも間隔が必要らしいのです。もちろん背中に限らず、手のひら以外の体の部分で点字を読む事は出来ません。指を「暗闇の目」と呼ぶ所以がそこにあります。
そして昔からケガや病気を少しでも直したい気持ちを表す言葉が「手当」。何だか不思議なパワーがあるのは確かなようで、動物の本能に対抗できる人間の能力ではないでしょうか。子供の頭をなでるのも、痛いところをさするのも親の気持ちの現れ。
手かざし治療などはあながち嘘ではないかも…。あのウルトラマンもスペシウム光線を手から発射します。(手のひらから発射するのではではないですが…)
足の裏が「第2の心臓」と呼ばれて、手のひらは「第2の脳」と呼ばれるようです。
神が創造した最高傑作が人間というのは、全くその通りでしょう。あの信じられない規模の大宇宙に対して、人体は小宇宙と言われます。脳の能力やミクロの世界まで精巧に管理された人体は、まさに超高性能のコンピュータと最新鋭ロボットを組み合わせても問題にならないほど優秀です。
そして何よりも「生物」としての喜びや悲しみ、感情を持ち合わせている点で人工物とは大きく異なります。そして人の手(指先)はまさに人間のセンサーと言って良いでしょう。
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◆7月19日/通販セミナー
明日から日本の子供たちは楽しい夏休み。しかし昨日、今日と九州地方は大雨でとても外で遊べる天気ではありません。今年は梅雨そのものが少雨だったようですが、まだ梅雨が明けたとは聞いてないので、最後の数日で一気に降るのでしょうか。
一昨日、インターネットでの通販についてのセミナーに顔を出してみました。1年間に7~8回ほどは色々なセミナーに行っているのですが、やはり自分の現状を見つめ直す機会だし、今風の考え方や物事の進み具合を再認識させられます。
インターネットの通販と言えば、ショッピングモールがもてはやされ、1年前くらいまでは 「楽天」「ネットプライス」などが幅を利かせていました。しかし、そんな中で利益を出しているショップは恐らく10~15%くらいではないでしょうか。大半のショップは苦戦しているらしいのです。
そのセミナーでは、インターネット通販での成功事例などをあげて、そのやり方、考え方を平易な言い方で伝授していました。自分としても来月くらいから可能であれば通販をやりたい希望があるし、そのノウハウをどこから仕入れようか…と思っていた矢先だったので、そんな目的を持って受けるセミナーは大変に役に立つのです。
少なくとも心構えを感じられただけでもセミナーに行って正解でした。少しずつでも進歩している雰囲気は、何歳になっても嬉しいものです。
コンピュータのひとつも勉強してない人は、やはり職を失った場合などは年齢に関係なく採用側から相手にされないと聞きます。自分も採用する立場ではそうでしょうね。そんな時代と言えます。
どんなセミナーでも1から10まで正しいとは思いませんが、それでも8くらいは確かに正しいのでしょう。そして自分が興味ある事に対して受講するのだから、やはり役に立ちます。本を読む行為と同じなのかも知れません。いつも情報のアンテナを張っている方が賢明のようです。
日本でもインターネットでの通販が目立ち始めました。
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◆7月7日/日本・昔の街並み
今日は7月7日。いわゆる七夕の日。織姫と彦星が年に一度のデートをする日…雨が降ったら可愛そうに、又来年まで逢えない。昔は話の一つ一つに夢とロマンがあったものです。同じメルヘンの画像を思い浮かべるのでも、最近のCGのイメージとは違ってソフトな感覚で捕らえる事が出来ます。
佐賀駅バスセンターから今朝10時出発のバスツアーで「甘木のキリンビール工場」や「日田の豆田町」に行きました。大分県の日田市は、江戸時代の天領と言う特性を今なおイメージさせる街並を観光資源にしています。後世に造ったテーマパークとは違い、本物の建物が確かに雰囲気として昔を感じさせますね。
第2次大戦で空襲を受けてない街の一つでしょうが、戦後に区画整理などの愚行に走っていない成果が生きています。京都や奈良などの昔遺産で有名な都市は、米軍が空襲を避けた…と聞いていますが、日田のような田舎町は町そのものが空襲の対象から外れていたのかも知れないですね。
日本人の一人として、そんな日本的な趣のある建物や物品などを見ていると、やはり気持ちのどこかに郷愁を感じます。
ヨーロッパの古い街並みや、歴史ある王宮など確かに素晴らしいのですが、どうしても観光的な見方になってしまいます。人種の根本が違うのでしょうか。それとも、幼い頃(40年ほども前、小学校の低学年)によく見た時代劇の映画の原風景が脳裏に焼き付いているのでしょうか。
多くの洋画も見ていますが、やはり景色としては映画の世界。自分の原風景になる事は出来ません。
自分自身の日本の景色NO.1は、30年ほど前に住んでいた奈良の東大寺裏の狭い路地。漆喰壁の隙間から数頭の鹿が連れ立って道に出てきて歩いていました。すぐ横には木立の中に古い木造の高床式建物などがあり、まさに平安絵巻の公家さんが登場するのでは…と思ったほど。
この20年間は奈良の街もご無沙汰していますが、次に行く機会があれば、真っ先に見てみたい場所です。あのまま残っていて欲しいですね。
街並みといえば、最近の京都駅の変貌ぶりほどガッカリした事はありません。街として建物の高さの制限を設けるということでしたが、それなら素材の制限も必要ではないでしょうか。まだ直接見た訳ではありませんが、無機質で近代的デザイン、ガラス張りの京都駅が果たして評価出来るのか…全く疑問です。
中身は最新式でも、せめて外観はその場所に応じたデザインがなければミスマッチの典型として残されてしまう。京都は失格かも知れません。
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◆7月12日/手のひらの不思議
もう梅雨が明けたのかと間違うくらいに蒸し暑くなってきました。日本独特の不快指数が、本当に気持ちを不快にさせます。温度+湿度が相まって、自分はあまり得意な季節ではありません。
そんな時のビールは、心身ともに生き返らせてくれます。右利きの人は当然右手でグラスを持つんでしょうが、飲もうとしてグラスを持った右手を見て先日ふと思い出したことは、実は利き手の指が反対の手の指より短いと言うこと。
99%の確率で当たっているそうです。全くの謎で、解明の糸口もないらしいのです。これを読んでいるあなたも手のひらをピッタリ合わせて試してごらんあれ。
そして、手のひらには1本の毛も無い。どんなに毛深い人でも例外ではありません。手のひらには特別な感覚装置があって、特に指先には圧力を感知する「パチニー小体」 と呼ばれる神経が集まっている。わずか0.5ミリメートルの2点を区別出来て、点字を読むのは人差し指です。
もし、背中で点字を読もうとしたら、6cmも間隔が必要らしいのです。もちろん背中に限らず、手のひら以外の体の部分で点字を読む事は出来ません。指を「暗闇の目」と呼ぶ所以がそこにあります。
そして昔からケガや病気を少しでも直したい気持ちを表す言葉が「手当」。何だか不思議なパワーがあるのは確かなようで、動物の本能に対抗できる人間の能力ではないでしょうか。子供の頭をなでるのも、痛いところをさするのも親の気持ちの現れ。
手かざし治療などはあながち嘘ではないかも…。あのウルトラマンもスペシウム光線を手から発射します。(手のひらから発射するのではではないですが…)
足の裏が「第2の心臓」と呼ばれて、手のひらは「第2の脳」と呼ばれるようです。
神が創造した最高傑作が人間というのは、全くその通りでしょう。あの信じられない規模の大宇宙に対して、人体は小宇宙と言われます。脳の能力やミクロの世界まで精巧に管理された人体は、まさに超高性能のコンピュータと最新鋭ロボットを組み合わせても問題にならないほど優秀です。
そして何よりも「生物」としての喜びや悲しみ、感情を持ち合わせている点で人工物とは大きく異なります。そして人の手(指先)はまさに人間のセンサーと言って良いでしょう。
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◆7月19日/通販セミナー
明日から日本の子供たちは楽しい夏休み。しかし昨日、今日と九州地方は大雨でとても外で遊べる天気ではありません。今年は梅雨そのものが少雨だったようですが、まだ梅雨が明けたとは聞いてないので、最後の数日で一気に降るのでしょうか。
一昨日、インターネットでの通販についてのセミナーに顔を出してみました。1年間に7~8回ほどは色々なセミナーに行っているのですが、やはり自分の現状を見つめ直す機会だし、今風の考え方や物事の進み具合を再認識させられます。
インターネットの通販と言えば、ショッピングモールがもてはやされ、1年前くらいまでは 「楽天」「ネットプライス」などが幅を利かせていました。しかし、そんな中で利益を出しているショップは恐らく10~15%くらいではないでしょうか。大半のショップは苦戦しているらしいのです。
そのセミナーでは、インターネット通販での成功事例などをあげて、そのやり方、考え方を平易な言い方で伝授していました。自分としても来月くらいから可能であれば通販をやりたい希望があるし、そのノウハウをどこから仕入れようか…と思っていた矢先だったので、そんな目的を持って受けるセミナーは大変に役に立つのです。
少なくとも心構えを感じられただけでもセミナーに行って正解でした。少しずつでも進歩している雰囲気は、何歳になっても嬉しいものです。
コンピュータのひとつも勉強してない人は、やはり職を失った場合などは年齢に関係なく採用側から相手にされないと聞きます。自分も採用する立場ではそうでしょうね。そんな時代と言えます。
どんなセミナーでも1から10まで正しいとは思いませんが、それでも8くらいは確かに正しいのでしょう。そして自分が興味ある事に対して受講するのだから、やはり役に立ちます。本を読む行為と同じなのかも知れません。いつも情報のアンテナを張っている方が賢明のようです。
作品名:2002年7 月、ネット通販が話題にのぼり始めた頃 作家名:上野倫五