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2002年5 月、日韓共催Wカップサッカーが開催間近の頃

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《2002年5月》
日韓共催のワールドカップサッカー開催の話題が大きい頃です。

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◆5月1日/慶事と弔事の優先順位は…
 
我々のように50歳を超えて何年か過ぎてくると、友人のご両親等の訃報に合うことも多いのです。自分の親戚なども含めると、年間に10回ほどは葬儀やお通夜に出ているのではないでしょうか。しかし、同じ時間に慶事が重なった場合はどちらを優先するのか迷ってしまうに違いありません。
 
福岡の友人が言っていた嘘のような本当の話があります。それは「一寸先は闇」の典型のような話しです。
彼が言うには、40歳代の知り合いに待望の長男が誕生して、その知らせを受けた知り合いは大喜びで病院へ向かう途中に交通事故に会い、なんと亡くなってしまった。友人とすれば誕生のお祝いを考えていた途中だったらしく、何ともいえない気持ちになって困惑したと言っていました。
 
お祝い事と弔い事が重なったらどうすれば良いのか。
 
慶事はずいぶん前から決まっているが、弔事は突然やってくることが多い。やはり取るものも取りあえずお悔やみに向かい、慶事に対してのお祝いは、断りを言って後からでも遅くはありません。両方が同時間に重なった場合は、弔事優先が本当のようです。

とは言え、それも場合による時もあるでしょうから、原則的に…と言うことになるのでしょう。
 
ところで、「付き合い」と言えば特に田舎では付き物ですが、仲間はずれにすることを「村八分にする」と言います。
元々は「村はぶく」が語源で、規律に違反した者を全村の申し合わせで、その家とは付き合わない…公的な制裁措置として江戸時代では認められていたらしいのです。(何だか意地悪い感じがしますが。)
 
そこで特徴的なのが 「村十分」ではないこと。つまり完全な交際拒否ではなく「二分」は付き合いを残していた。その二分とは、葬式と火事。この二つは例外としていたようです。
 
となると、村八分の八分とは何ぞや。冠、婚、建築、病気、水害、旅、出産、年回忌…の八つを指すそうです。ここにも弔事を優先していることが伺えます。 

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◆5月9日/利き腕、利き足、その他
 
最近は少し運動しないと、今一つ体に切れがないのを感じます。年齢的衰えも否めません。両手を横に広げて片足を上げ、目をつぶってのバランスを取ってみると、10秒も経たないうちにグラグラ…。
 
体のバランスと言えば、体が左右対称なんて人はいないでしょう。そして様々な動作で、体の片方を重点的に使っているようです。
一番分かりやすいのが「手」。右利き、左利き…と言えば利き腕のことですが、足でも、目でも、眉毛(皮膚の動き)でもあるのです。
 
●走り幅跳びで蹴る足が利き足。
 
●眉毛を片方上げやすい方が利き眉毛。
 
●利き目は両手を組んで目の前に伸ばし、指先の方向を交互に見れば分かります。
 
腕を組むのでも、指を組むのでも逆にすると随分と違和感があります。

利き腕の場合、日本人は90%ほどが右利きで、欧米人は70%位らしい。横並びが好きな日本人は、左利きの子供は右利きに矯正する習慣もあるようです。ドアのノブの位置や腕時計のリューズなど、確かに右利き用に作ってあります。ゴルフクラブや野球のグラブなど圧倒的に右用が多い。
 
何故右利きが多いのか…と言えば、一説として、大脳のうち左側の脳が優れているからではないか、と言われています。大脳から出た神経の多くが延髄で交差しているので、左脳からは右側の末梢神経に連絡している。確か、右脳が情緒・芸術系で、左脳が計算・理科系でしたかね。となると日本人は……。
 
私の妻も、小学校入学までに左利きを矯正されたようです。今では全くの右利きではありますが、ボールなどを持つ場合はやはり何となく左の方がシックリくるらしいのです。その遺伝のせいか、4人の子供のうち19歳の次女が左利きです。左利きと分かった1~2歳の頃、親として思ったのは、「矯正はしない…」でした。
 
その子の個性を奪うことにもなるようで、何よりも生まれ持った得意な面を直す必要はないと思えました。スポーツ選手でも優秀な選手に左利きは多い。右と左の割合を考えたら、左利きの方が断然優秀な感じがしますが、どうでしょう。
 
我々の親の時代には、左手でお箸を使う食事は諌められたと聞きますが、自分にとってはむしろ事変わって面白い。中学校や高校の制服文化は、紛れもなく横並び思考の表れですかね。
 
次女は文字を書くのも左手でうまく書いているし、習字文字さえも出来上がりは上等です。英語のスペルこそ右利き用だと思えても、欧米人は結構左で書いています。娘もそのようですね。娘としても別に恥ずかしいことでもないと思っているのでしょう、堂々と何でも左でやっています。

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◆5月22日/Wカップサッカー、日本と韓国
 
いよいよWカップサッカー開幕が目前に迫ってきました。オリンピックより大規模なこの大会は、J-リーグが誕生した約10年前から日本でも急速に人気が出てきています。世界のあらゆる地域で支持されるサッカーは、もともとはボール以外の道具は不要と言う簡便さから、貧困層の多い国でも出来る手軽さがあります。
 
最近の日本の政情が、国民感情を逆なですることばかり続いているので、せめてもの救いとしてWカップの面白さで気分を和ませて欲しいものです。共催国の韓国とも過去の禍根を少しでも少なくするチャンスでもあるでしょう。
 
韓国と言えば、5~6年前は大不況で「国の存亡の危機」とまで言われていたのに、このところはすっかり元気になっています。わずか数年で回復した原動力は強い国民性と、国のリーダーたる金大中大統領の実行力、そして本来の意味のIT革命が出来ているから…と言われているようです。
 
その大不況時に韓国の政権党が交代して、それまでの与党と結託していた「現代」を代表とする財閥は大きく様変わり。それまでの与党から離れた政治が金大統領の動きを自由にさせて、思い切った手を打てた…というところでしょうか。
 
韓国の財閥は国のバックアップがなくなり、大きく売上が減少して「痛み」を受けてしまい、「大宇」など3財閥が解体されました。
 
日本でも小泉首相が痛みを我慢するように国民にお願いして、日本を建て直すべく国民の支持を得たのが丁度1年前。
 
金大統領と違ったのは、自民党と言う重い足かせがあり、結局は動けなかった。韓国のように政権党が交代するくらいのことがなければ、体質は何も変わらないことを露呈しただけです。
昨年の7月頃に懸念したように、単なる三流の政権で終わりそうです。政治に関して日本は全く後進国。まもなく中国にも韓国にも抜かれてしまい、世界から相手にされなくなりそうな気配もあります。