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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:③渥美半島の伊良湖岬

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孫と婿の二人がバンクベッドに泊まった。

 この「伊良湖岬(いらごみさき)」の旅から自宅に戻ると、埼玉県在住の娘家族が新年の挨拶に来ていた。今日は1月2日だ。
 新年の挨拶はそこそこに、彼らは見たかったし、私は見せたかったし、まだエンジンが冷えていないキャンピングカーに皆で乗り込んだ。電気も、水道も、ガスも、トイレも、シャワーもあるよ。冷蔵庫も、電子レンジも。テレビはあるけどアンテナが良くないので・・・と、主に10歳の孫向けの説明は極々簡単だったが、分かってくれているようで、最後に、ダメ押し気味に、
 「ひろ君の家と同じだよ」
 と説明すると、
 「お風呂は無いね、洗濯機も」
 と言われ、言い聞かせるように
 「旅に出ると色々な温泉に入れるから楽しいよ。まだ利用したことはないけど、洗濯はコインランドリーでやることになるだろうね」
 と応えた。
 「ふーん、そうなの」
 と分かった様子。
 キャンピングカーを秘密基地のように感じた孫は、梯子を使ってバンクベッドに登っていった。何やら楽しそう。そして、泊まりたいような雰囲気になっていたので、敢えて
 「泊まりたい?」
  と訊くと、ニターと笑って
 「うん」
 との返事。
 ただ、孫ひとりで寝るのは多少の不安もあったので、婿と一緒に寝ることになり、布団を自宅からもう1セット運び込んだ。
 自宅でパジャマに着替えてキャンピングカーに乗り込み、バンクベッドの布団から仲良く顔を出した孫と婿、良い写真が撮れた。
 その写真は、手作りの「カレンダー」に貼り付ける1枚になった。

 実は、孫の1歳の誕生日に、生まれてからの1年間に撮った写真を並べたA3サイズの「ひろ君カレンダー2012年」をパソコンで作成した。思い付きで作成したのだが、娘からの強い要望もあり、じいじの私の「年末のホームワーク」になってしまった。
 そのカレンダーの中には、私の自宅の玄関のドアの横に孫を立たせて「定点撮影」をした写真を毎年、昨年の写真の横に載せている。最新のカレンダーでは10年間の孫の成長ぶりが分かる。孫が成人するまで、カレンダーの作成を続ける予定だが、今後、どれほど成長するのか楽しみだ。
 10年分のカレンダーを改めて並べて見ると、それは孫の歴史そのもので、孫にとっても、娘夫婦にとっても、良い思い出になっているようだ。
 ひとつ付け加えるならば、そのカレンダーの中に「じいじのコーナー」を設けていて、カレンダーを作成した時の最も夢中な趣味の写真1枚を貼り付けている。それはバイクからパラモーター、そして、ここ2年間はキャンピングカーの写真が載っている。今後、暫くの間は、それが続くのだろう。

 翌朝、バンクベッドで寝た二人が庭からリビングに入って来た。良く眠った顔をしていた。
 この日、1月3日は家族揃って、2台の車になってしまうところを、全員で、定員10名のキャンピングカーに乗って、恒例の初詣に向かった。
 そう言えば、キャンピングカーのお祓いはやっていないが、制限時速を守り、車間距離を確保した運転に徹しているので、初詣で買った交通安全のお守りで十分だろう。