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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
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悠々日和キャンピングカーの旅:プロローグ(前半)

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■趣味の棚卸し:小学生
 これまでの人生で経験した多くの趣味が、「キャンピングカーの旅」に繋がっている訳ではないと思うが、それを整理するためにも、趣味を振り返ってみた。
 病弱だった子供の頃は外で遊ばず、専ら家の中で遊んでいた。体調が良くない時の小学校までの通学ではランドセルを背負うことができず、朝は弟が、夕方は友達が背負ってくれた。そのような状況だったので、1年のうち病欠した日数は、多分1ヶ月を越えていただろう。
 その小学校の低学年では、ほぼ毎日、「粘土」で遊んでいた。
 その多くは乗り物を作っていたが、今でもはっきりと憶えているのは、ストローに竹ひごを通し、粘土で作ったタイヤをはめたシャシ(車台)を作って、ちょっと格好良いボディをその上に載せて、手で押すとその勢いで少しだけ走る自動車を作ったことだ。そのシャシとボディを分けた作り方は乗用車の構造そのもので、偶然の産物だったが、今更ながら、当時の私に驚いた。
 高学年になってからの興味は「プラモデル」に移行した。
 作ったのはやはり自動車のプラモデルが多かったが、戦艦大和やサンダーバードのシリーズも作った。特に好きだったのは、リモコンで前後左右に動く戦車だった。そして、遊んで壊れたプラモデルの部品を組み合わせて、オリジナルのものも作っていた。そのひとつは、ぜんまいが動力の6輪の自動車で、壁にぶつかると車体が折れ、後輪が前輪に重なり後退する機構を織り込んだものだった。そのような市販のものはなかったため、「夏休みの工作」として2学期の初日に学校に持って行った。
 何かを作ったり描いたりすることが好きだったこともあり、小学校の通知表の図画工作だけはいつも「5(最優秀)」だった。
 しかし、客車を牽引してモーターで走るSLの形をした機関車を自作したが、庭に敷いた線路を走らせるも、何故かカーブで曲がり切れず、いつも脱線していた。残念ながら、最後まで完璧なものにはならなかった。
 また、自作のボードゲームで友達とよく遊んでいた。加えて、切手収集や岩石の収集もやっていた。色々なものに興味を持つ子供だった。