第五話 くらしの中で
嫌がられること その1
誰だって、どこでだって、嫌がられることはしたくないものだ。
リアルの暮らしではそのことは重々心得ているから自分なりに気をつけているつもり。
一方ライフワークとしてパソコンで書き物をしているが、或るブログを書いていて特に思ったこと。
自分のブログに「いいね」をして下さる方のブログには自分もいいねのお返しをする。その時いつも思うのは、同じ写真を何枚もアップされているブログがあって、スクロールする腕も疲れて途中で下のいいねを付ける場所まで下りずに素通りすることがある。同じ景色や蝶々の留まった写真を10個もアップする気が知れない。
次に、同ブログに会員として存在していない人から「いいね」が付くことだ。
見て下さるから感謝しろと言われても、相手のブログは無いのだから一方的な閲覧はむしろ気味が悪いものだ。もし無記名の人から毎日葉書が届いたとしたらどうだろう。相手の立場に立って考えるべきだと思うが。
作品名:第五話 くらしの中で 作家名:笹峰霧子