「ちょこっと街ある記」28 /鳥栖、小城、唐津、武雄、佐賀
こうなれば、「西九州新幹線・新佐賀駅」が佐賀市内に出来るとすれば、恣意的に堀江通りを絡めたエリアに造って欲しいですね。しかし今のところ新幹線が開通する気配が全く無いので議論の余地もありませんが。
長崎市の頁でも感想を書いたように、佐賀県vs長崎県+国の構図では、いかにも了見が狭い自分たちの損得勘定しか出て来ません。何よりも「西九州は一体!」の観点で考えなければ話は平行線。更に道州制の一部と考えて福岡・佐賀・長崎県で「北九州は一体!」との発想が必要のようです。
新佐賀駅がもし今の佐賀駅周辺に出来る場合を想像するとして、予算が無い、土地が無い、との言い訳と共に、これからの発展を望む計画性が乏しい現状は変わらないのでしょうね。一度「新佐賀駅の青写真」くらいは見てみたいものです。それは既に進行している長崎駅周辺の再開発を眺望すると余計に感じます。
身近な福岡市の大規模改造「天神ビッグバン」、人口と規模が違い過ぎるので比較は出来ないにしても、その進展性の数%でも佐賀市に持って来れれば嬉しいと感じるのはいけませんかね。
何だか苦言を呈しているばかりのようですが、全国の街を歩いた者の感想として、人口23万人強の佐賀市の姿はそれなりに健闘しているとは思います。
それでも「これくらいで良かろうもん」と中途半端な仕上げ方で終わっているように見えてしまうのは、私がいつも街の姿を気にしているからです。
とか何とか言っても、自分に何が出来る訳でもなく、単に客観的な意見を述べるだけですが、少しはこんな意見もある、と感じて貰いたいものです。
作品名:「ちょこっと街ある記」28 /鳥栖、小城、唐津、武雄、佐賀 作家名:上野忠司