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　姿勢によって尿意や便意が変化するのは、解剖学を学んだヤブ田からすると、容易に理解できる。
つまり、座位ではお尻は圧迫されて便は出にくくなるが、大腸に押されて膀胱に溜まった尿は出やすくなる。逆に立位では、膀胱は楽になって、尿意は減るが、大腸は下に伸びるので（万有引力の法則）、便意が強くなる。

　ついでだが、その講義をした先生は、
「冗談ですよ、笑っちゃいけません」と話してくれた。
「トイレに行きたくなったら、膀胱がハルンです、と言ってごらん。面白いでしょう」と笑っていた。
学生たちは先生の言う通り、誰も笑わなかった。（因みに、ハルンはHarnでドイツ語で尿のことだ）