昼食と夕食は別のメニューが食べたい僕は、朝は食べない主義。
し・か・た・な・い
─ 火曜日の朝 ─
「今日の晩ごはんは、麻婆豆腐にするから」
「うん」
「お昼に、た・べ・な・い・よ・う・に」
「…了解」
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─ 火曜日の夕食 ─
「何で、食べないの?」
「─ 食べるけど」
「けど??」
「どうして…豚肉の生姜焼きが……」
「あなた、好きよね???」
「─ 今日のランチで、食べたんだけど」
「は?!」
「── 朝、夕食は麻婆豆腐だって言ったじゃない」
「スーパーで、豚肉を安売りしてたの」
「───」
「だから、し・か・た・な・い よね?」
「僕の食事…何か4日連続で、昼と晩のメニューがダブってるんだけど……」
「大丈夫。それぐらいで、人は 死なないから♪」
「うー」
作品名:昼食と夕食は別のメニューが食べたい僕は、朝は食べない主義。 作家名:紀之介