ルーインド東京 後編
アンタ達、向こうへ行っても元気でな!」
そして、遥と遼真は笑顔で答えた。
遥・遼真「うん!」
総合病院のロビー
遥「東京とはしばらくお別れだけど、
岡山で第二の人生が始まるんだね。」
信介「ああ、そうだ!俺達は岡山で新しい暮らしが始まるんだ!」
病院を出ようとする平井一家に掛が後を追ってきた。
掛「遥、遼真!」
遥「ん?」
掛「俺、これから山形の農村に住むことになったんだ!
遥と遼真はこれからどこに住むんだ?」
遥「私達は岡山県に住むことになりました!」
掛「ああ、お互い離れ離れになっても心は一緒だ!
今まで本当に楽しい人生だったよ!
遥と遼真も岡山に行っても
頑張っていい大人になれよ!じゃあな!」
遥「掛さんもお元気で!」
そして掛は遥達に別れを告げて、総合病院を去って行った。
信介「さぁ、俺達も岡山行きのフェリーに乗るか!」
芳子「うん、そうね!」
遼真「じゃあ、レッツゴー!」
そして、平井一家は避難先の病院を後にして、港に向かった。
それから東京は日本各地と海外政府の協力により復興が始まった。
仮設住宅は少しではあるが、10万棟設置している。
そして、東京都民は仮設住宅に住む人と東京を離れる人と分散していった。
東京の方を振り向き、東京都に別れを告げた。
避難生活が終わっても私達の人生はまだまだ続く!
さようなら東京!復興したらまた会おうね。
そして、平井一家は岡山港行きのフェリーに乗船し、
東京都を去って行った。
作品名:ルーインド東京 後編 作家名:SHUNJU