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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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ドクターヤブ田の、血液型大研究

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 ところで、もし男性の血液型がOでなかったら、彼女は何と答えたのだろう?

「Aなんです」という答だったら、
「アラ、うれしい! 私と同じだわ。貴方も素敵な人ネ」と喜んだろうか。
「Bなんです」という返事だったら、彼女は困っただろう。
「貴方がB? それはおかしいワ。検査の間違いじゃない? 
私の知ってる病院で再検査してもらったら?」と言ったかもしれない。

もし、「ABなんです」という答だったら彼女は何と言ったか、私はぜひ知りたい。
「ソー、ABなの!今まで一度だけABの人に会ったことがあるけど、その人はとってもハンサムで、素敵なドクターだったワ」と目を輝かせたことだろう。
と思っているうち、私は眠ってしまったらしい。
気がつくと、名古屋を過ぎて、3人はすでに列車を降りていた。