ドクターヤブ田の、血液型大研究
第11話―A型の人
前回、私の人生で最も親しかった人はほとんどB型だったと書いた。
それならA型はどうだろうか?書いておかないと片手落ちになるだろう。
最初に結論を言うと、恐ろしいことに私の人生でもっとも苦手な人はA型が多く、次に苦手はO型だった。
総合して考えると、私と相性が良かったのは、BとABだけだったようだ。
これほど、血液型によって相性が決まるとは、信じられなかった。
でも、事実である。
もっとも、日本人の血液型はAが40%、Oが30%で、合わせて70%になる。数が多いので、苦手な人に出くわす可能性が高いとも言える。
今回はA型とヤブ田(AB)の関係から話を進める。
母はAだが、肉親なので仕方ない。
苦手かと言われれば違うとは言い切れない。
でもいろいろ世話になったから、贅沢は言えない。
きっと数えきれないほど多数のA型に出会ったであろうが、はっきり意識して血液型を記憶しているのは、大学を卒業して、医局の研究室に配属されてから後のこと。
作品名:ドクターヤブ田の、血液型大研究 作家名:ヤブ田玄白