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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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ドクターヤブ田の、血液型大研究

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 熊さんは二次会のカラオケ大会では、いつも三好鉄生のサントリービールのCMでヒットした『すごい男の歌』(ご存じの方もいらっしゃると思う)を歌った。

「ビールをのもう、底までのもう、あんたがいちばーん、わたしがーにばん」
これを身振り手振りで歌うのである。
あんたが・・・のところで、必ず部長の私を指さし、わたしがー・・・のところで、自分の胸を指さして、満座の喝采を浴びていた。

 明るい人だった。部下にもきっと慕われていたのだろう。
いまも元気で、毎年、年賀状は貰っている。

 蛇足だが、私の持ち歌は小椋佳の『シクラメンの香り』である。静かに感情豊かに歌い上げると、皆の拍手を浴びた。(途中で何度か拍手があったが、もうお終いにしろ、という意味だったのか)

 さて血液型の話だが、熊さんは皆様のご想像のとおりO型である。
ヤブ田はAB型だ。
OとABはそれほど親密ではないが、ぶつかることもない。まあ、安全な組み合わせらしい。