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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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ドクターヤブ田の、血液型大研究

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 しかし、こういう、気前のいいOの輸血という、昔の考え方はまったくダメかというと、必ずしもそうは言えない。
今のように赤十字の献血が進んでいない時代、すなわち、輸血用の血液製剤が不足していた頃や、緊急時には、あの矢印の輸血が実際に行われていたのだろう。多少の副作用はあっても、命は助かっていたのではないだろうか。

 それと直接関係ないかもしれないが、学校のクラスで誰かが輸血が必要な病気で入院した時には、先生が皆に向かって、
「〇〇さんが入院しました。手術することになって、輸血が必要です。〇〇さんと同じ血液型の人は手を上げて」と言ったものだ。
今でも貯蔵血より生血液の方が重宝される場合もあるようだ。


 さて、前置きはそのぐらいにして、次回では現代の血液型(特にO型)の問題点に迫る。
   
  乞うご期待