ドクターヤブ田の、血液型大研究
しかし、こういう、気前のいいOの輸血という、昔の考え方はまったくダメかというと、必ずしもそうは言えない。
今のように赤十字の献血が進んでいない時代、すなわち、輸血用の血液製剤が不足していた頃や、緊急時には、あの矢印の輸血が実際に行われていたのだろう。多少の副作用はあっても、命は助かっていたのではないだろうか。
それと直接関係ないかもしれないが、学校のクラスで誰かが輸血が必要な病気で入院した時には、先生が皆に向かって、
「〇〇さんが入院しました。手術することになって、輸血が必要です。〇〇さんと同じ血液型の人は手を上げて」と言ったものだ。
今でも貯蔵血より生血液の方が重宝される場合もあるようだ。
さて、前置きはそのぐらいにして、次回では現代の血液型(特にO型)の問題点に迫る。
乞うご期待
作品名:ドクターヤブ田の、血液型大研究 作家名:ヤブ田玄白