第四話 くらしの中で
手術後の静養 その1
四月に予約していた白内障の手術を右目だけした。かなりぼやけがひどくて見えにくくパソコンも運転にも支障があったからだ。
二泊三日の入院をして、術後の翌日午前中に退院させられた。入院患者数が多いのでさっさと退院して欲しいということらしく、術後何事もなければ翌日の午前中に退院と決められている。
入院して一日目は好いお天気で個室の窓から町並の写真を撮ってフェイスブックに載せたりしていたが、退院する日の昼前から雨が降り出したのでタクシーで帰宅した。
自宅の庭から病院のビルが見えるほど近いのだが、入院するときは緊張もしていたし荷物もかなり大きかったのでタクシーで行った。
フェイスブックでは友達は少ないがその中の何人かはいつも私のシェアするブログや写真にいいねを押してくれるが、病室の窓から写した町並の写真を載せたらみんながこぞって励ましのコメントをして下さりとてもうれしかった。
作品名:第四話 くらしの中で 作家名:笹峰霧子