海外旅行の裏ワザ(おしゃべりさんのひとり言 その56)
まず、世界中どこでもいいです。まず行きたい国を見付けてください。
(え?シンガポールに行くんじゃなかったの?)って思われますよね。
これは、シンガポール以外の国に行く時に使える裏ワザです。
予算で選べばいいですよ。まず行き先を決めるんです。
目的地が決まれば、行き方を決めます。
ま、ほとんどの場合、飛行機ですよね。
その通り、飛行機でいいんです。
その代わり、シンガポール航空を利用するんです。
「え? でもシンガポール航空で、行けない国もあるじゃない」って、そう言われると思います。
その通りです。日本からなら。
でもシンガポールのチャンギ国際空港は、世界有数のハブ(接続)空港です。
東洋と西洋の中間にある巨大空港で、世界中の航空会社が就航しています。
そこからなら、ほぼ世界中どこにでも行くことが出来ます。
だから、シンガポール経由で目的地に行けばいいんです。
(なんでわざわざそんな面倒なこと?)って思われるでしょう。
目的地への直行便は人気が高く、料金も高いもんです。
格安ツアーで行けば、飛行機を1~2回乗り換えるのは当たり前。
これはトランジットって呼ばれる、普通の移動手法です。
乗り換え回数が多くなるほど、その航空運賃は安くなることが多いんです。
だから敢えて、シンガポール経由にすれば、飛行機代が安くなります。
でも、シンガポール空港に着いても、乗り換えするだけなら、何の意味もない。
確かに僕もこの裏ワザに気付くまでは、何度、チャンギ国際空港内で、5~10時間の乗り換え待ちをしたことか。
ある時、こんなに待ち時間があるなら、いっそ入国して、数時間でも街ブラしてみようと思い立った。
便利なことに、シンガポールは空港から高架鉄道や地下鉄で、簡単にどこにでもアクセスできるし、料金も安い。国自体が小さいから国中一周も可能。
マーライオンの見えるスタバでお茶したり、お気に入りのレストランで、おいしい食事も・・・。
最近は空港から2~3時間のフリーバスツアーもいろいろあって、無料で参加出来ます。
「でもそんなことくらいで、わざわざ準備してまで、やる価値ある?」って思われるかもしれません。
その通り。ネットで紹介されてるのは、大体このレベルのお話。僕はこんなこともうしません。
じゃ、何を勧めているのかと言うと、そのまま一泊しちゃうんです。
いいえ、二泊してもいいんです。
シンガポール航空の乗り継ぎ便を利用すれば、その滞在中のホテルは、シンガポール航空のコネで、ものすごく安く泊まれます。
時期にも寄りますけど、感覚的には日本のビジネスホテル以下の料金で、そこそこの高級ホテルが予約できることもあります。
それだけじゃないんです。
一人当たり、$20(シンガポールドル)のお小遣いまでもらえます。
またシンガポールには、凄い観光施設がいくつもあります。ちょっと普通と違う植物園とか美術館とか動物園とか、ナイトサファリなんか有名ですよね。
トランジット(乗り換え便)利用者には、かなり特別な割引クーポンも空港でもらえます。(ユニバーサルスタジオだけは対象外で残念だけど)
チャイナタウンやアラブ人街、インド人街なども見どころ満載で、セントーサ島なんて島中がテーマパーク。その他いろんなクーポン使って、お土産買ったり食事したりも出来るんで、大人も子供も楽しさいーっぱい。
ほんの通りすがりの旅行者が、ちょっと寄り道することで、超お得に満喫できてしまいます。そういう政府観光局の施策が、シンガポールには存在しています。あまり知られてないと思うけど。
だから僕は、シンガポールに1~2泊した後、バリ島とかに行くのがお決まりです。
家族でシンガポール旅行だけに行くより、ついでの2か国旅行で、シンガポールが半額以下で楽しめます。と言うより一つの旅行に、もれなくシンガポール旅行が貰えてしまう感覚です。
つまり、初めから2か国旅行の計画を立てると、通常は日本からシンガポールまでの直行便代にプラス、シンガポールから最終目的地までの直行便代がそれぞれに必要ですが、シンガポールがトランジット(1~2泊しても)なら、日本から最終目的地まで乗り換え便を使う扱いになって、その割引料金だけで、シンガポールまでの直行便代が要らない計算になっています。
と言うことに気付いちゃいました。
(こんなことが、いつまで可能かは分からない。また他の空港や航空会社でも同様のことがあるかもしれない)
ただ、個人で手配しないとけないけどね。
本当の話だから調べてみて。
つづく
作品名:海外旅行の裏ワザ(おしゃべりさんのひとり言 その56) 作家名:亨利(ヘンリー)