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「ちょこっと街ある記」 9/名古屋、豊田、豊橋、浜松、静岡

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【名古屋市・豊田市・豊橋市・浜松市・静岡市】平成30年10月
 
◆名古屋市(人口 約230万人)
 
2年前に訪れて以来、2度目となった名古屋市。前回の飛行機経路と違うのは、着いた空港が初めて利用する「小牧空港」だったこと。
 
福岡空港からはJALと提携している「FDA」と言う航空会社の飛行機、120人ほどの定員でした。JALもANAもメイン路線以外は、提携航空会社に委託してローカル路線を運行しているようです。
 
さて、そろそろ小牧空港へ着くと言う頃に、名古屋駅周辺の複数の高層ビルが数km先に見えて歓喜です。福岡空港で離着陸する時に感じる「市街地の真上を飛行する」感覚が、小牧空港上空にもありました。
 
着いた小牧空港はやや古い空港で、自衛隊機の駐機も目立っていたので自衛隊との共同使用でしょう。小牧空港から名古屋駅前まで直通のバスがあったので、15分ほど待ち合わせして利用しました。

但し、乗ったバスの運賃が現金払いのみで、いつも交通系カードを使う身とすれば戸惑いましたね。さらに乗車する時に前払いだったので、あたふたと財布を開いて小銭を探す羽目に…。
 
まさかICカードを使えないとは思いもしなかったので、何とか小銭を持っていて良かった。名古屋市周辺の隠れたアナログ状況に少し驚きながらも、名古屋駅前へ直行出来たのは助かりました。
  
前回はとうとう名古屋駅周辺を見ずに名古屋市を離れたので、「しっかり見よう」と張り切りました。名古屋駅に近づくにつれて見えてきた名古屋駅周辺は、期待通り…いやそれ以上の景観で大満足!
 
次女と待ち合せて昼食を名古屋駅構内で済ませた後、その日のうちに豊田市まで往復しました。豊田市から帰った後に、夕食を名古屋市内で娘と一緒に摂るように約束をして出かけました。
 
 
◆豊田市(人口 約42万人)
 
あのトヨタ自動車のお膝元、人口も多くて駅前などはさぞ整っているのでは…と期待を持たせます。名古屋駅から直接乗った路線は地下鉄がそのまま「名鉄豊田線」になり、JR東海道線は通っていません。
 
降りた駅の近くにも違う豊田駅があり、JRではないのなら別の鉄道会社なのでしょうか。後で確認すると、主に岡崎市・豊田市周辺を巡る第3セクターの「愛知環状鉄道」と言う路線でした。
 
日本の田舎と言うか、地方には第3セクターの鉄道が結構多く、あちらこちらで見かけます。しかし名古屋市のような都会の周辺に、有名な私鉄以外の第3セクター路線があるのは珍しいですね。
 
名鉄豊田線の豊田駅は、2階に5列くらいの改札口しかないような小さめの駅で、ローカルなイメージです。愛知環状線の豊田駅の方がメインの駅だったかも知れませんが、特に行くことはしませんでした。
 
さて、月曜日だったこともあってか豊田駅前の道路は予想に反して交通量が少なく、人通りも少ない。人口が40万人を超えていることもあり、頻繁な車と人の往来を想像したのが、少しはぐらかされました。
 
トヨタ自動車の本社などを見ることが、本当の豊田市を見ることになるのでしょうが、時間が許さない。地図で見ると、駅から右の方向に数百mほどで市役所があり、恐らく市の中心市街地に行けたと思います。
 
ただ、駅を降りてまっすぐの方向に「豊田スタジアム」があり、私としては珍しくそちらへ向かいました。さいたま市の時も「埼玉アリーナ」を見たのと同様に、それに類する施設を見ようと思ったのです。
 
1kmほど先のスタジアムに近づくにつれ、道路沿いには誘導するようにカーブしたポールが並んでいます。その日の交通量は少なかったものの、何かの催事の時はこの道路が混雑するのでは、と思わせました。
 
もちろん、その後に市役所方面の市街地に行くことは出来ましたが、娘との夕食の約束時間が優先です。豊田市は名古屋市から意外と離れていて往復に時間がかかり、ほんの一部分しか見なかったことになりました。
 
まあ、今回は東海地方の浜松市と静岡市を訪れるのが主目的だったので、駅周辺を見ただけでもOKでした。それにしても豊田市の面積が異様に広く、愛知県の1/5近くもありそうで、だから絶対人口が多いのかも。
 
さて、豊田から帰って来て、娘が案内してくれた飲食店は「静岡おでん」の店で、そのネタが何と真っ黒け。何でもかんでも黒いおでんでしたが、味は九州とそんなに変わらず美味しくいただきました。
 
 
◆豊橋市(人口 約37万人)
 
名古屋を出て、政令指定都市である浜松市・静岡市に行く途中に気になる都市が2ヶ所あります。もちろん街の人口を調べてのことですが、約38万人の岡崎市、約37万人の豊橋市、なんとほぼ同数です。
 
その日は浜松市から静岡市まで1日で移動する予定だったので、勿体ないけど2つとも見る余裕はありません。どちらか1つの都市に絞ることにしましたが、前日の娘の話では「岡崎に行っても何にもないよ!」と一言。
 
うーん、何とも言えませんが2つのうち1つ…選ぶなら豊橋かなと半分仕方なく岡崎市を通過して豊橋市へ。JR東海道線は普通電車でも便数がそこそこ多く、快速なども利用しやすいので、さすがに便利です。
 
豊橋市へは名古屋市からは思ったよりも距離があり、約50km・普通電車で1時間ほどかかりました。馴染みが無い地域は、たとえ地図を見たとしてもなかなか距離感を掴むのは難しく、移動時間の確保は要注意!
 
豊橋市は、日本全国の花火大会でも珍しい「手筒花火」と言う花火の打ち上げ方の発祥の地とされます。人間が花火の筒を脇に抱えて打ち上げる…そばで見ると危険ではないかと思わせるような打ち上げ方です。
 
佐賀市の「川上峡花火大会」でも平成30年から取り入れており、実物を見ると確かに迫力はあります。豊橋駅の通路には「いつでも開催中ですよ!」と言わんばかりに手筒花火のポスターが貼ってありました。
 
さて、駅を降りて驚いたことは、路面電車が走っているではありませんか。人口を考えると特におかしくはないかも知れませんが、全く意識になかったので不意打ちを食らったようです。
 
ここも豊田市に似て、人口の割には駅前周辺の賑やかさが今一つ不足している感じを受けました。駅前を見る限りでは街の形は整っていたものの、やはり人・車の通行量が規模に比べて少なめです。
 
それにも拘らず路面電車が活躍しているのは、日常は路面電車の利用者数が多いのでしょうね。私が駅から出た時間がたまたま人の流れが少ない時間帯だったかも知れず、中堅の街としては十分でした。
 
豊橋市は1時間ほど歩いて切り上げ、午前中のうちに隣の浜松市に着きたかったので豊橋を離れました。何しろ最近は「浜松餃子」が「宇都宮餃子」の消費量を上回ったらしく、お昼のメニューにしたかった。
 
 
◆浜松市(人口 約79万人)
 
豊橋駅では丁度タイミング良く快速電車が来たので、駅での待合せの時間も少なく30分くらいで浜松駅へ。途中、ウナギ養殖で有名な浜名湖サイドを通過しましたが、真横を通っただけで良く見えずに残念でした。