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倫五さんの「ほんのちょこっと街ある記」8/仙台、山形

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【仙台市・山形市】平成30年6月
 
◆仙台市(人口 約108万人)
 
今回の東北行きは、まず政令指定都市である仙台市を東北の代表として訪れる事にしました。全国の政令指定都市を残らず歩くことを目標にしている私としては早めに行きたかったのです。
 
行ったことがなくても「仙台」と聞いただけでイメージは結構出てきます。
杜の都、伊達政宗公の騎馬像、青葉城、広瀬川、東北楽天イーグルス、笹かまぼこ…等々。

一度も行っていない東北地方の代表として東北の一部を見ることが出来ると期待感を持ちました。もちろん、仙台市に行っただけで東北地方を見ることになるとは思っていませんが…。
 
その日の朝9:00頃出発の飛行機で福岡空港を飛び立ち、1時間ほど経過した頃でした。少し注意しながら下を眺めたところ、幸いにも日本地図の中でも特徴的な形の能登半島が見えました。
 
上空9,000〜10,000mくらいでしょう、「あそこ付近が金沢、あちらが輪島、富山はあのあたり。」地図が好きな私としては、頭の中に入っている地図と飛行機から見える地形を比べては喜んでいます。
 
10,000m上空から見る街の形は自然の模様と一体化していて、地形だけしか見えないのが面白いですね。2時間ほどのフライトで11:00頃に到着した仙台空港は、ちょうど良いサイズの空港というイメージでした。

羽田・成田・新千歳・福岡・セントレア・大阪など、日本にある国際空港に比べて、分かりやすかった。空港内に表示してある仙台駅までの電車乗り場への誘導も分かりやすく、電車も新型と思える車両でした。
 
九州人にとって、東北地方の電車のドアは手動ボタンを押して開くのが新鮮に感じます。冬の時期、駅に停車する時に雪や寒風などを避けるため、開く必要がない時は閉めたままなんですね。
 
仙台空港駅から5〜6駅を通過したら15分ほどで仙台駅に到着です。幅広い渡り廊下のような歩道が片仮名の「ロ」の文字のように駅前の道路上を覆っていました。
 
下の道路を横断しなくても道の向こう側にもスムーズに行くことが出来ます。全国にも同じように駅の改札口を出たエリアが2階部分になっている街はたくさんあります。その中でも仙台駅前はことのほか広いスペースが確保されており、まさに駅前2階広場です。
その2階広場から見える街の景色は高層ビルが多く、さすがに政令指定都市との印象を与えてくれます。

駅前から中心街へ向かう広い道路を15分ほど歩く間、街の規模は人口以上に大きく感じます。予想以上に明るく歩くのに丁度良い…次に来る時は時間に余裕を持って再訪したい街になりました。
 
ちょうどお昼時でもあったので、中心部のアーケード街にある大衆的なレストランで昼食。仙台名物に「牛タン」があることを知ったのは、佐賀に帰って1ヶ月も後でした。
まあ、食べ物には頓着しない私ですが、牛タンを食さなかったことに関しては失敗だったかも。その土地に行ってみなければ分からないことが沢山ありますね。
 
仙台駅の観光案内所で手に入れた地図では、伊達正宗公の銅像がある青葉城址まであと2.5km程度。ゆっくり歩いても、おおよそ1時間ほど歩けば良いかな…と見当をつけて歩き始めました。
 
途中「定禅寺通り」と言う通りを歩きましたが、「杜の都の名称にふさわしいと思わせる通り」でした。この通りこそが「杜の都」の名称発祥地では…500〜600mほど続く定禅寺通りの並木は出色でした。
 
片側2車線の道路に、両側の歩道と広めの中央分離帯に立派なケヤキが生い茂っています。道路の幅全体にマクドナルドのMのマークのような2連の木のトンネルを形作っています。
 
並木は珍しいものではありませんが、中央分離帯を挟んだ「両側の並木のトンネル」は確かに稀有です。全国の市街地の中で「きれいな街並木で印象に残る街は?」と問われれば、まず仙台市と答えるでしょう。
 
定禅寺通りを抜けて間もなく広瀬川沿いへ。仙台を歌った「青葉城恋唄」に出てくる歌詞で有名、その川の名前は知っていました。「ふーん、ここが広瀬川か…」と川面を見ながら、きれいに整備された橋を渡り青葉城址の入り口へ。

市街地エリアを抜けたら交通量が急減して、何だか城址公園周辺を独り占めしたような気分でした。伊達正宗公の銅像を目指して歩いたのですが、初めて行くので現地の感覚が今一つ認識出来ていなかった。

手に入れた市街地図を見てはいたので、距離的にはそんなに遠くはない…と思っていました。ただ、当然ながら地図には傾斜は出ていません。青葉城址公園入り口付近はなだらかだったものの、次第に勾配がきつくなり、後半は数回立ち止まるほどに。
 
別のルートがあるのか…、登坂方法を間違ったのか…。そう言えば歩いている人はほとんど見当たらず、有名な銅像に行くのにそんなに人が少ない訳はないのです。
 
息を切らして20分ほど歩いて行くうちに、車が行きかう車道に出ました。ここは徒歩ではなく、単純に車で行くのが当たり前の場所だったかも知れないと、そこで気付きました。
 
傾斜がややきつい車道の坂を50mほど登って、やっと銅像のある展望所の入口には、ちゃんとバス停が…。そして何とか伊達正宗公の騎馬銅像がある広場に到着、「やっと着いた…」との思いで銅像とご対面。
 
その銅像がある小高い展望所から眺める仙台市は、高いビルも多くて都会の雰囲気を醸しだしています。展望所から市街地までの距離もちょうど良く、私にとってはまさに「都会的眺望」の名所でした。
 
その展望所は100m四方ほどの広場で、有名なのに店舗などの飾りっ気もなく何だか質素な感じでした。帰る時は当然周遊バスを利用しようとバス亭まで下り、20分に1本くらいの間隔で来るバスに乗車です。
 
仙台市内をグルーっと回っているバスで、内装が木製に思える20人乗りくらいのレトロ風中型バスでした。どのバスもレトロ風なのか分かりませんが、女性運転士の方がきびきびと業務されていて好感が持てました。
 
市街地に下りるまでは、東北大学のキャンパス内とも思えるコース、東北大学の敷地が広いのが分かります。降車した所が「定禅寺通り」の入口付近交差点、近くに市役所や県庁があり、清潔感がある街並みでした。
 
ホテルに帰り、改めて近辺の地図を見ると、山形市までは思いのほか近距離なのが分かったのです。短時間で山形市まで足を延ばせるのであれば…、翌日は午前中だけ山形市を訪れるようにしました。
 
 
◆山形市(人口約25万人)
 
仙台市と山形市を結ぶ「仙山線」と言うJR路線があって、仙台駅から山形駅まで50分間ほど。朝8:00頃発の電車でしたが、通学の学生諸君で混雑したのは沿線に東北福祉大学があったからです。
 
人口でみると、佐賀市の23.5万人と比較してもほぼ同規模です。実際に山形駅に着いた時は、新しい駅ではありましたが、人の往来はそんなに多くはなかった。
 
さすがに山形と思わせたのは、線路をまたぐ広い通路に「さくらんぼ売り場」が10ヶ所ほどもあったこと。そして、「山形新幹線」も通っているはずですが、人でガヤガヤしたイメージは感じはありませんでした。