小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

倫五さんの「ほんのちょこっと街ある記」7/さいたま、鎌倉

INDEX|2ページ/2ページ|

前のページ
 

さて、お寺を通り過ぎるように進むと「鶴岡八幡宮」の社の裏側に着いてしまいました。表に回るといきなり参道を見下ろす形になり、多くの参拝者を一望に見ることになりました。 
 
鶴岡八幡宮から鎌倉駅に向かって逆に歩いたのですが、日曜日のせいもあって浅草にも匹敵する人出です。人をよけながら鎌倉駅に向かいましたが、昔に比べて参道が随分とおしゃれになった感じがしました。
 
鎌倉と言えば、私が未経験の「鎌倉の大仏」を見なければ帰れない…と言うことで、江ノ島電鉄に乗ることに。よくTVで放送され、情緒がありそうな「江ノ電」に一度は乗るぞ、と思っていたので楽しみの一つでした。
 
ところが情緒もなにも、鎌倉駅の前から超混雑、ラッシュ時の新宿駅をさらに凝縮したような本当に大混雑!余程引き返そうかと思いましたが、大仏さんを見ないと次は無いかも知れん…と不本意ながら乗ることに。
 
一緒に来てくれた友人ご夫妻に、付き合わせて申し訳ないとも思いながらも、乗ってしまいました。やっとの思いで大仏が鎮座するお寺の最寄り駅に着き、途中で昼食の時間も含めて、歩くこと約40分。
 
歩きながら、奈良の大仏との比較なんぞ思い浮かべていましたが、やはり引き返さなくて良かった。そして着いた「高徳寺」、入場料を払って境内に入らないと大仏さんが見えないように上手に作ってあります。
 
大仏さんをすぐそばで見ると、屋外で風雨にさらされているせいか、どことなくお疲れの様子でした。奈良の大仏と比較するのも良くないとは思いますが、何となく「大きいのに軽い」イメージが。
 
そう思わせる一因は、背中に2つの窓が開いていて、大仏を造っている青銅の厚みが薄く感じました。写真で見ると随分どっしりしているように見えていたので、その開いた窓が興醒めだったかも知れません。
 
ところで、訪れた鎌倉の混雑ぶりに驚くと同時に、休日に行くものではないことを思い知らされました。広いスペースでの混雑なら少し気持ちに余裕が持てるかも知れませんが、狭い中での大混雑は参りました。
 
鎌倉市の人口は約17万人、あの江ノ電の鎌倉駅では2〜3万人分はあったのでは…と思うほどでした。
次回、この周辺に行く機会があれば、迷うことなく横須賀市に行くことにします。