第三話 くらしの中で
その一 アラフォーとアラフィフ
最近やたらアラサーとかアラフォーとかアラフィフという言葉が使われる。
私の若い時はそうゆう単語は使わなかったから現代に出現した造語だろうか。
私には娘が二人居て、独りはアラフィフになったばかり、次女はアラフォーだ。
アラフォーの娘が子連れで就職したのはぎりぎりで正社員に就ける年齢アラサー34歳のときだった。独りで子供を育てなければいけない境遇になって毎日ハローワークに通い、その間私が産まれて間もない赤ん坊の守りをする羽目になった。
田舎の小都市から大都会へ出向いての子守りは大変ではあったが物珍しいので楽しくもあった。
作品名:第三話 くらしの中で 作家名:笹峰霧子