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紀之介
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されてしまった?
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「みーちゃん」
里見君はいつの間にか、無関係女の横に立っていた。
「手、出して」
女の手首を取って、自分の方に引っ張る。
「これ、貸してあげるね」
何と、傘を握らせたのだ。
私は怒りに震えた。
「あ、あなたは…な、何て事を……」
「北さん。僕って、誰にでも こんな事をしちゃう男だから」
こんな最低な男を愛する事など、私には出来ない。
「─ 残念ながら あなたからの告白、お断りさせて頂きます。」
作品名:
されてしまった?
作家名:
紀之介