詩㉑
朝が来て 瞼を持ち上げた時
私を見下ろす安寧が ほくそ笑んでいる気がする
私の幻想に過ぎない願いが打ち砕かれて
きっとその願いは生涯叶うことなどないことを
私も奴も知っている 悔しいほどに
夜が覆い被されば しょうもない期待と薬を飲む
新しい明日の自分は変わらず裡に篭ったまま
色んなものに例えて縋ってみたものの
そろそろ負の連鎖に飽きてきた
俗っぽい言葉に縛られて 少し夢見たみたいだ
手元にはなんにも無い 生きる術がなんにも無い
死ぬ術ばかりが身に付く 持っていたって価値も無く
昼間を歩く 肺が痛む 何で生きているんだろうとか
答えのない問いで自傷行為
人のため 世のため 自分のために生きれなかった
果ては前者のためにも生きれちゃいない
伸びる分身を見ながら 代わりに歩いてくれないかと託してしまうのは
抜けない悪い癖だ
私を見下ろす安寧が ほくそ笑んでいる気がする
私の幻想に過ぎない願いが打ち砕かれて
きっとその願いは生涯叶うことなどないことを
私も奴も知っている 悔しいほどに
夜が覆い被されば しょうもない期待と薬を飲む
新しい明日の自分は変わらず裡に篭ったまま
色んなものに例えて縋ってみたものの
そろそろ負の連鎖に飽きてきた
俗っぽい言葉に縛られて 少し夢見たみたいだ
手元にはなんにも無い 生きる術がなんにも無い
死ぬ術ばかりが身に付く 持っていたって価値も無く
昼間を歩く 肺が痛む 何で生きているんだろうとか
答えのない問いで自傷行為
人のため 世のため 自分のために生きれなかった
果ては前者のためにも生きれちゃいない
伸びる分身を見ながら 代わりに歩いてくれないかと託してしまうのは
抜けない悪い癖だ