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5.二度目の緊急事態宣言


 二度目の緊急事態宣言が出されました。
 感染者数が急激に増えているので当然の措置と思いますが、例によって言いたいこともあるのです。

 今回の緊急事態宣言、期限が2月7日までとなっています、単純に1か月間としたのかもしれませんが、中国のお正月に当たる春節が2月12日から、中国人観光客への配慮が窺える期間設定ですね。
 昨年の春節、やはり中国人観光客が日本にどっと流れ込んで来ました、その頃はまだコロナウィルスの危険性がはっきり認識されていない頃だったのですが、台湾ではその危険性をいち早く察知して、と言うか既に中国国内で猛威を振るい始めているという情報をキャッチして中国からの観光客をシャットアウトしました、その後の経緯を見れば早期の水際対策が功を奏して感染の拡大を最小限に留められたことは明白です。
 それなのになぜ? 
 台湾に学ぶまでもなく、春節休暇でコロナウィルスが拡散したことは明白じゃないんですか? 中国政府がなんと言おうと、WHOがなんと言おうと、その可能性が極めて高いことは間違いないと思うんですが……どうも自民党内でキャスティングボードを握ってキングメーカーを気取っている男が怪しいですね、大の親中派として知られていますし、観光業界との関係が深い人物ですから。
 しかも11月1日から中国、韓国、台湾、ベトナムなどからの入国に際して検疫も免除としていました、1月6日現在は全ての国からの入国者に対して検疫を実施することと改めましたが、14日間の待機は要請に留めています。
 今が日本国内での感染のピークでこれから徐々に減って行くとしたら、緊急事態解除と同時に、あるいは前倒しして検疫も緩和されるのではないかと……あの男が大きな力を握っている限りやりかねません。
 GoToが感染拡大のやり玉にあげられて停止になった反面で、外国人は検疫も受けずに入国させていたんですよ、日本政府は国民の安全よりも外国人の便宜の方が大切なようです、そしてそれを指摘しない野党とマスコミもどっちの方向を向いているかわかると言うものです。
 そもそも冬が来れば感染が拡大することは予想がつきますよね、インフルエンザだって冬に流行るものですから、少なくともその可能性に頭が巡らないはずもありません。
 感染拡大の『戦犯』は気温と湿度じゃないんですかね? それをテレビで喋る『有識者』がいないのはどういうわけなんでしょう? 科学的根拠があるんでしょうか? いや、あるなら得意げに喋っているでしょうね。
 冬に入れば感染の危険性が増すことが当然予想できる中で11月1日に入国規制を緩和するとは……それこそ科学的根拠のない話ではないでしょうか?
 コロナが経済に大きな痛手となっていることは明らかです、旅行業界が特に厳しいことは理解できますが、せめて外国からの流入をシャットアウトしないことにはいつまで経っても終息に向かうはずもありません、バスタブの栓を抜きながら蛇口を開きっぱなしにしているようなものではないでしょうか。
 昨年3月から12月の累計で、空港検疫で陽性が判明した人数は、日本国籍712人(39%)、外国籍1,095人(61%)でした、日本人に自粛を要請しながら外国人に甘いのは理解できません。
 
 この数日での爆発的な拡大は年末年始の休暇が影響していることは容易に想像がつきます、外出を我慢できない人もどうかと思いますが、我慢にも限界があることも理解できないではありません、まして、今年の春節に中国からの観光客が押し寄せたら……日本国民に対して自粛を呼びかけてもそれは本末転倒と言わざるを得ないでしょう。
 
 もうひとつ言わせてもらうなら、コロナウィルスをどこまで恐れなければならないかと言うことです。
 例年、インフルエンザで亡くなる日本人は3,000人程度、インフルエンザにかかることによって慢性疾患を悪化させて亡くなる人は10,000人程度いるのです。
 一方、コロナウィルスで亡くなった人は1/7現在3,884人程度です、この数字を見ればそこまで恐ろしいウィルスではないのではないか? と言う印象も受けます。
 ですが、未知のウィルスであることは確かですし、アメリカやヨーロッパでは人口100万人当たり1,000人程度亡くなっています、日本の人口に当てはめれば130,000人程度は亡くなっている計算になります、日本での死者数3,884人と言うのも、皆が出来る限りの予防策を講じた上での数字ですから、やはりインフルエンザよりは数段恐ろしいと言えるでしょうし、1/7現在の日本での累計感染者数は266,885人ですから致死率は1.45%、インフルエンザの死亡率は0.1%程度ですから15倍になります、発生当初に中国から漏れて来た情報や映像はそれこそ地獄絵図でした、台湾ではいち早くそれらの情報をキャッチして渡航を止めたくらいですから。

 もうひとつ気になるのは入院患者数に『国籍不明』が多い事、概ね日本国籍1に対して不明2くらいの割合なんです。
 厚労省発表のグラフは自治体からの報告を集計したもので、患者の国籍を公表していない自治体が多いのでそうなるらしいのですが、どうして公表しないのか不思議です、単に区別しないで集計している自治体には日本国籍、外国籍別に集計するように指示すれば良いだけのことではないでしょうか。
 そもそも公表しない理由をプライバシーにかかわるから、差別やヘイトにつながるからとしている自治体があることにも違和感を覚えます、何も個人名を公表して欲しいと言っているのではありません、それでも頑なに公表を拒むと『何かあるな』と勘繰ってしまうのは当然ではないでしょうか、医療崩壊の危機が取りざたされている中ですから。

 私は医療関係者でも何でもありませんから、素人考えであることをまずお断りしておいて、私見をまとめておきます、皆さんはどうお考えになりますか?

・コロナは確かに死に至る可能性がある恐ろしい病気ではある。
・どれくらい恐ろしいかと言えばインフルエンザの15倍程度ではないか?
・だが、経済をこれ以上滞らせるほどに恐れる必要はあるのか?
・マスク、手洗い、三密には充分留意する必要はあるが、そのことでかなり予防できることもまた確かなのではないか?
・外国人の入国は終息まで規制すべきだ、仕事や留学などでどうしても必要な場合は、出国前と入国時、2回の検疫を義務付けるべきであり、入国時に陽性と判定された場合はいかなる事情があっても14日間の待機を強制的に課すべき、要請では甘い。
・外国人が日本国内で陽性になった場合、感染拡大を防ぐ必要があるので国費で治療することに異議はないが国籍は明確にすべき、入院患者の国籍を非公表としている自治体が多数あるが、すべて公表を義務付けるべきだ。 『日本国籍』よりも『国籍不明』の入院患者数がずっと多いと言う現実は疑念を招くだけ、非公表とする意味が分からない。
・もし『国籍不明』の大多数が外国籍である場合、意図的に治療のために来日している可能性が高い、医療費などを全額請求するなどの措置を取らなければ模倣者が後を絶たなくなり、医療崩壊を招きかねない。