続・くらしの中で
姿が見えない存在の美化 その一
私は2008年にあるSNSに入会して、それ以来様々な人達と出会い別れてきた。
「お気に入り」というのがあってお互いが承認すると「相互お気に入り」となる。
片方だけがお気に入りにしている場合は相手の投稿を見ることができるが、個人的なメールはできない仕組みになっている。
私は最近そのSNSには投稿しなくなった。
お気に入りさんはそのままだが、日記を書いたりフォトをアップしてもコメントをする人が少なくなったので投稿をしないと決めた。
お気に入りさんの一人だけ日記が面白いのでコメントを書いている。
入会して10年余りは個人的なメールを書くのが楽しくて特別な友人のような存在もいた。年月が経つにつれ、親しかった人が次々退会したので、お気に入りさんを最小限残して現在に至っている。
特別にメールをして仲良くなった人とは実際に会う機会はなかったが、詩や俳句を書いていた人とは自分も同じサイトにブログを書いているので細い線での繋がりはある。
またSNSで一緒の人とフェイスブックで「友達」という形で繋がった人もいる。
何十万という登録者がいるSNSなのに泳ぐ場所は同じなのかフェイスブックで出会ったりすると、バーチャルの世界は途方もなく広いけれど、知り合いに出くわすことも多々あり、実に狭い気がする。(ちなみにフェイスブックもSNSではあるが。)