続・くらしの中で
その四
今年は可も無く不可も無くと思っていた秋に悲しいことが起きた。
三名の友が重い病気と怪我をしたからだ。
一人はラインの友達でステージ4の癌になり現在入院中だ。どれぐらい生きられるのか、少しでも長く生きて欲しいと祈るような思いだ。メールを書いて返事が来るとほっとする。
もう一人は思いがけない大怪我をして今までのように会食して談笑することができない数か月である。圧迫骨折でまだ思わしくなく来年の三月ぐらいまではゆっくり静養をする状態だそうだ。いつも気遣ってもらい、一番力強い友人なので会えないのはとても寂しい。
もう一人は突然鬱の症状が出て静養中だ。
テキパキと頭がきれる人で私より若いのに残念だ。精神の病気の完治はなかなか難しい。お互いが良い友達ができたと喜んでいたのにこのごろ音沙汰がなくなった。声掛けも鬱陶しいかなと思い遠慮している。
上記の三名はこれまでとても強い人達だった。最強の健康体を持ち、私などいつも下から尊敬の眼差しで仰いでいる存在の友達だ。
淋しいと思う今年の年末はこのことが大いに影響している。
来年も同じ状況の中で健康に気をつけて頑張りたい。
完