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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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シロアリバスターズ

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「この点々、全部ですよ」
植村が写真全体に写る小さな黒い点を指して言った。
「え! 何十匹もいるんですか?」
「ここは非常事態宣言した方がいい状態ですね」
 実際には、カマドウマとシロアリに因果関係はあまりない。しかし双方に共通していることは、湿気を極端に好むということだ。悪徳営業マンはこれを利用する。
「カマドウマって、ゴキブリホイホイにもよく捕まってるの知ってますか?」
「ああ、そう言えばゴキブリに交じって、コオロギみたいなのが入ってるの見たことあります」
「それですよ。こいつがいたらゴキブリも多い」
「確かに、うちゴキブリもよく出るんです」
「怖いでしょ」
「ええ、苦手で」
「なら、シロアリ消毒すれば、それも解決しますよ。だって、シロアリって言うけど、実際にはアリの仲間じゃなくって、先祖をたどれば、ゴキブリと一緒なんです」
「そうなんですか? 初めて知ったわ」
「だから、シロアリの薬を撒けば、ゴキブリもいなくなります」
これは事実である。効果的な営業トークとして、多くのシロアリ業者が使っている。特に若い主婦相手には、シロアリよりゴキブリトークの方が、効き目が高いようだ。
「じゃ、消毒した方がいいですよね」
「絶対そうです」