詩⑳
憂鬱な雨も 重たい曇天も 鮮やかな晴天も
慎ましやかに咲く花も 川のせせらぎも 揺れる葉も
オレンジに落ちた伸びる影も 生きてこその幸せで
手放すには早くて勿体ないと 毎回気付かせてくれたね
抑えようのない波に飲まれて 孤独になったと
1人嘆いて そんな自分に失望する
誰よりも頑張りたくて 生きていたいのに
流れ着いた先で死を選ぶ
最近は世界に少し色差して 綺麗と囁ける
死にたがりは離れてはくれないけれど
未来に期待していいと思わせてくれる人がいる
出会えて良かったと思わせてくれる人がいる