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悩める熟年世代、VRゲームにハマる!

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物語全体としては書いた文字は倍はあるのだけど、半分くらい使えそうになくて切り捨てたんです。物語を生み出した、という感覚より削った感が強い。


------------------------- 第19部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
手伝う管理者

【本文】
システム管理者は言った
「二十年前。
死後の世界を発見した政府は
その世界の開拓するようになった。
あらゆる人体実験をして、その世界を調べあげ、人類の理想郷を作ろうと試みた。その結果、あのような異世界が出来上がった。
だから、あの世界は、物理的にも繋がってない。
破壊することができないんだ」


清一「だからって諦めていいのかよ。あの世界に行けば人が沢山死ぬことになる。いくら人口削減が目的だとしても、納得がいかない」


システム管理者「どうしても逃げないのかね」

清一「逃げる逃げないの問題じゃ……」

清十郎「その実験に使っていた装置というのは、今はどうなってる? 使えないのか? その装置が手に入れば向こうの世界に清一はいけるんじゃないのか?」



システム管理者「昔政府が実験に使っていた施設があります。そこからかならセキュリティも甘いし、私が手伝えば可能かもしれません。 しかし、昔のシステムはあの世界を発見したばかりの頃の旧式で、意識を完璧には飛ばせないです。だから向こうの世界では不十分な形(カタチ)となった存在になりますよ?」

清十郎「不十分なカタチ?


システム管理者「意識が人間になりきれずゴーストな存在になります


システム管理者「ゴーストはゴースト同士で喰らい合う関係で、食べられたら意識を奪われて、死にます」

清一「こっちの世界に帰れないということ?」


システム管理者「帰れたとしても、意識を保てない。廃人になるか、知能に障害がのこると思います」

清一「しかし、あちらの世界に行けば、また人の助けができるのだよな?」

清十郎「…」


清一「だったらいくぞ。ゴーストになってでもログイン中の仲間と連携する」





そういうと、清一は車の表面を塗装し始めた。監視カメラを欺くためだ。

ゴーストになったら言語は使えない。姿が見えなくても、意志の疎通は筆談、魔法、アイテムで、なんとかなるかもしれない。
清一はゴーストになったあと未来に希望を持ち車を発進させた。


システム管理者の教えだと、高速道路の45線福岡のトンネルから、施設に入れるそうだ。




旧実験施設にて

ダイブ機械は起動してある。システム管理者の支援により、あとは装置に入るだけ

システム管理者「ダイブ装置は古いので故障している可能性があります。もしもの為に外部から強制ログアウトできるように一人残ってください。私はここへ来るのは難しいので」

清一は父親に残る様に説得した。

清一がダイブする瞬間を見届ける父親

清一の意識が飛ぶ。

そして異世界で清一の意識が形作られる。


------------------------- 第20部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
強制ログアウトさせる父

【本文】

施設内の警備システムをハッキングしていたシステム管理者
「大変です。施設の防犯カメラに不審な人物たちが写っています。

清十郎「ここが敵にバレたのか?」


システム管理者「直ぐに逃げてくださいわたしが食い止めてる間に、はやく


「分かった!」
清一を強制ログアウトさせた清十郎

しかし清一の意識が戻らない



清十郎「どういうことなんだ?、 清一が目を覚まさないぞ!


まさか死んだのか?」

システム管理者「待ってください。いま原因を調ています。」






システム管理者「何者かが、システム内部に入り込み、清一さんの意識(魂)を肉体から完全に切り離してしまいました。このままだと、清一さんは……死んでしまいます」


どうすればいいんだ?

「こちらから、なんとかしてみます、だけど、もしも駄目な場合、息子さんを置いてここから逃げてください。」


「ばかな! そんなことできるわけが……」

「ですが、その場合犬死になるだけで、息子さんは無念です。」

「そんなこと、言う暇があるなら、息子をなんとかしてくれ」



大きな爆音、警備システムが破壊、突破された音

システム管理者「思ったよりも、敵の侵入ペースが早いです、。時間がありません、清十郎さんだけでも、逃げてください」


清十郎「だから、無理だって!」

「ここで息子さんと死ぬということですか?」



いや、ちがう

戦うさ


清十郎は清一から預かっていたマシンガンを持ち、構えた

システム管理者「本当に逃げないのですね」

「ああ」

俺は陰謀に巻き込まれたといえ、ゲーム内で多くの命を奪ってしまった。つぐなうことはできないけど、人として恥じないような生き方をしてないと、あとで地獄で痛い目にあいそうだから

「では、わたしも、戦いましょう」

「戦う? あんたは遠くから機械越しに見ていただけじゃないのか?」


「向かっています。」

システム管理者がいうと、爆発音が響いた。施設の外で何度も爆発音する。爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発

分厚い扉のセキュリティが解除され、開き、人影が飛び込んできた。すぐ扉は閉じてロックされた。

「ぜえ、ぜえ、ぜえぜえ

助けにきましたよ。清十郎さん」

助けに来たその人の姿に見覚えがあった。はじめて出会った場所は引きこもり相談所で、そこのボランティア職員で、わたしにアドバイスした人
名前はたしか……竹内

そういえばゲーム仲間も竹内という名前


「わたしの正体、気づきましたか? 清十郎さん。」
竹内は、微笑んでいる。


でも、なぜ?
だとしても、なぜ、こんな危険な場所に君は来たんだ?

------------------------- 第21部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
語らせる父

【本文】


清十郎
「なぜ、こんな危険な場所に君は来たんだ?」


竹内「以前に、息子さんが私の子供を助けてくれたことがあります


竹内
「私はこのゲームは危険だからと、息子にやらせていませんでした。ですが息子は友達に影響され、何度かログインしました。システム管理者ですから、私は直ぐに気づいて、助けに向かったのですが、
息子はゴーストに殺されそうになり、ログアウトのやり方もわからなくて、間に合いそうにありませんでした。しかし、たまたまその場に、清一さんがいて……

私はそれをキッカケに息子にゲームの真実を話してしまいました。危険だからやるなと。息子は人に言いふらしました。子供ですので戯言のように聞こえるでしょうし、、誰も信じません。
政府はVRでゲームオーバーした者の脳に殺人パルスを送り、殺した後、家族を丸ごと殺し、親族全てを殺し、したいを隠す。戸籍も抹消しますから、警察に行方不明届けをされても相手にもされない。しつこいなら精神病扱いされ病院に入らられる