小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

手作りの。。。

INDEX|1ページ/3ページ|

次のページ
 
「そう言えば──」

 いつものデートコースの公園。

 ふたりの最近のお気に入り、藤蔓の木陰の木のベンチに 先に真一君が腰を下ろします。

「食べさせてもらってないよね」

 隣に座った葉月さんは、真一君の顔を見ました。

「─ 何をですか?」

「葉月ねーちゃんの手作りの弁当」

「…」

「今度、作ってきてよ」

「え!? お弁当を、ですか??」

「うん。」

 視線をそらす、葉月さん。

「お弁当は…作るのが大変なんです」

「ねーちゃん。料理 出来る人じゃん」

「バランスとか考えて、細かいおかずを幾つも作ったりするのは、料理とは別なスキルですから」

 暫くの沈黙の後、葉月さんが呟きます。

「じゃあ先に、シンちゃんが作ってください♫」

「は?!」

「シンちゃんがお弁当を作ってくれたら、お返しに私が作ってあげます♪」

「・・・」

「どうします?」

「判った。次のデートの時に、作ってくる」

「─ え?!」

作品名:手作りの。。。 作家名:紀之介