手作りの。。。
「そう言えば──」
いつものデートコースの公園。
ふたりの最近のお気に入り、藤蔓の木陰の木のベンチに 先に真一君が腰を下ろします。
「食べさせてもらってないよね」
隣に座った葉月さんは、真一君の顔を見ました。
「─ 何をですか?」
「葉月ねーちゃんの手作りの弁当」
「…」
「今度、作ってきてよ」
「え!? お弁当を、ですか??」
「うん。」
視線をそらす、葉月さん。
「お弁当は…作るのが大変なんです」
「ねーちゃん。料理 出来る人じゃん」
「バランスとか考えて、細かいおかずを幾つも作ったりするのは、料理とは別なスキルですから」
暫くの沈黙の後、葉月さんが呟きます。
「じゃあ先に、シンちゃんが作ってください♫」
「は?!」
「シンちゃんがお弁当を作ってくれたら、お返しに私が作ってあげます♪」
「・・・」
「どうします?」
「判った。次のデートの時に、作ってくる」
「─ え?!」
いつものデートコースの公園。
ふたりの最近のお気に入り、藤蔓の木陰の木のベンチに 先に真一君が腰を下ろします。
「食べさせてもらってないよね」
隣に座った葉月さんは、真一君の顔を見ました。
「─ 何をですか?」
「葉月ねーちゃんの手作りの弁当」
「…」
「今度、作ってきてよ」
「え!? お弁当を、ですか??」
「うん。」
視線をそらす、葉月さん。
「お弁当は…作るのが大変なんです」
「ねーちゃん。料理 出来る人じゃん」
「バランスとか考えて、細かいおかずを幾つも作ったりするのは、料理とは別なスキルですから」
暫くの沈黙の後、葉月さんが呟きます。
「じゃあ先に、シンちゃんが作ってください♫」
「は?!」
「シンちゃんがお弁当を作ってくれたら、お返しに私が作ってあげます♪」
「・・・」
「どうします?」
「判った。次のデートの時に、作ってくる」
「─ え?!」