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挿絵小説

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タイトル 挿してない挿絵小説

あらすじ


出展引用 作者不明http://farm3.static.flickr.com/2747/4242838864_40cfa11747_o.jpg

<img src=\\\"http://farm3.static.flickr.com/2747/4242838864_40cfa11747_o.jpg\\\" >



「ここは何処だ?
 そして・・・
 私は誰だ??」
男は記憶喪失。名は不明。
覚えているのは、標準的な言語くらい。
海に溺れたのだろうか浜に打ち上げられていた。
そして謎の物体XXXを手に持っていた・・・



〜本文〜



男は、今現状を把握しよう勤める。
言語はシッカリ使える。
記憶は生きてきた思い出や人生等を忘れているだけで他は正常。
着ている服はない。年齢は34。


そして手に握っている物は、堅くて黒くて長さは20cm程、で光沢がある棒。
それ以外に何も判らなかった・・・
記憶が無い事とココが何処で、どんな場所であるかさえ判らない。
その現実が男を恐怖させる。
男は、まずは、自分の身の安全を確保する事とした。
必要なのは・・・人に助けを求める事。
男は、とりえず浜を抜ける為に道を探す。
男は階段の様な道を見つける。
浜にある階段は人口的に作られたもの。
男は、ほっと胸を撫で下ろす。
もし、ここが無人島だったら危険度が更に上がるからだ。
 階段を上り中盤まで来た所で、男は気付く。
 上を見上げたら、黒い物体があることに・・・



 その黒い物体は、大きな牙を持ち、涎を流している。
 この世の者とは思えない化け物がそこに居たのである。
「殺される」
男は、とっさに感じ取った。
奴の眼は、明らか獲物を捕らえた目だったのである。
「逃げたい!」
だが、男には、それができなかった。
野生の動物に背を向けたら動物は襲うという習性を知っていたからだ。
記憶が戻った訳ではない。
男は、何となく、逃げない事が最善であると感じとっていたのだ。
男は、ゆっくりと、奴と目を合わせたまま、階段から足を外し、危険な足場、崖の方へと向かう。

足場は、ゴツゴツしている。
奴には容易に近づけないとでも感じ取ったのだろうか・・・
だが、奴は、躊躇無く襲いかかってきた。
男はとっさに、着ていた服を投げつけた。


そして全速力で駆けた。化け物が服に気を取られている隙に死に物狂いで逃げたのだ。
1km 2km 敵の視界から完全に消えたとしても安心できない。
男は、無我夢中で走り続けた。
男は、どこをどう走ったのかは、覚えてない。
道なりに、ただ進んだだけである。



男は、歩き続ける。
数時間、男は、尚も歩き続ける。
だが、人子一人居ない。
諦めかけたその時、村を見つけた。


だが・・・
荒れ果てている。
人は一人もいない。
そしてなぜか、インフラが無い。
送電線もない

・・
水道ガス、電気が無いわけで、トイレも無い。食料も無い。水系も
干上がっているのか何も無い。
人は一体、どうやって生活しているのか、そんな 疑問を残す村で、また荒れ果ててている

男もは助けを求められる人が居ない事、食料が無い事を絶望していた。
絶望の真っ只中で、男は村はずれに塔を見つけた。
男は、そこに希望を感じ最後の力を振り絞り目指した・・・


引用出展 作者不明
http://farm3.static.flickr.com/2389/2289077059_6af1c1f1b3.jpg
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塔の中は明かりは無い。
当然、電力設備の様なものもない。
あるのは、蝋燭を立てかけるだろうスペースのみ。
男は、塔にテッペンにのぼり。視界を見渡す・・・

綺麗な湖を見つけた。
山を降りた遠くの先10kmくらい先の一面森の中にある。
男は、喉が渇いている。
村の水は干上がっていてるのか、水らしきものは無かった。
男に選択肢は無い。
生きる為には、そこに向かうしか無いのである



引用出展 作者不明
http://farm3.static.flickr.com/2613/3704435355_a3e53ca8d3.jpg
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男は森の中をさ迷っている。
今日一日で10時間は歩き続き続け、汗が酷い。水を一滴も摂取していないのに関わらず、たらり額からの汗が落ち目を塞ぐ。
しみた目をこすり、棒切れになった足を引きずる様に歩く。
そのとき川のせせらぎの音が聞こえる
男は活力が生まれた様に動く。


http://farm5.static.flickr.com/4029/4278893510_e153060c22.jpg
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嬉しそうにへなへなと川へ駆け寄り、ひざまずく。手で水を救い上げ飲む。

飲んでいると森がざわめき始める。

黒い影が森の中に潜む。

一つ2つでは無い。

5つあり、それは一斉に男に近寄る。

その正体は野犬だった。

男が振り返り野犬に気付いたときには既に取り囲まれた。

男は生唾をごくりとさせ、後ずさりする様に下がる。

流れの急な川へと入り、視線を先陣をきってるリーダー犬に目を離さない。

今、もし、目を逸らせば野生の本能により、犬は勝利を確信するだろう。リーダー犬からは目を離せない。

男は犬に噛まれる場合の犠牲として右腕を犬の餌にする覚悟を決めた。
噛みつかれても利き手さえ無事ならば、左腕で反撃をすることが可能であるのを男は直感していた。

右腕をリーダーの犬の前方に差出しで、目で犬と戦う。
その隙に後ずさりし川の中に入る。一歩一ゆっくりと後ろに下がり続ける。

犬はやってこない。川の中に入ってこない。


しかし、気を抜けない。

犬は男を狙ったまま、永遠と川の周りをウロウロしている。男は不用意に川を上がれない。

このままでは、いずれ犬の餌になってしまう。男は耐えるしかない。

だが既に夕暮れ時、男は後悔していた。

夜行性の動物相手では今から逃げるチャンスは無い。どこで学習したのか男は思い出せないが、知っていた。

夜明けまで待ち、犬の活動能力が衰えるまで待つしかない。

けれど、それまで川の中に居るのは危険。低体温症になってしまう。

男は低体温について考慮した瞬間、絶望した。このままでは死しかない。


男は悔やんだ。生命維持を確保する為に水が必要だったとはいえ、森に入る時刻を見誤ったからだ。冷静さを欠く状況に居たとはいえ、死を目に受け入れられる失敗ではない。

夕暮れ時、犬は男の周囲に張り付り続ける。遠吠えを繰り返し、男の恐怖心を煽る。

と、突然、犬が断ち切れた。
作品名:挿絵小説 作家名:西中