地球侵略…お母さんが書いた小説だと思えばきっと楽しいはず…
よしのぶは、3階の窓から身を乗り出して、最後のロケットランチャーを打ち終わった。ベヒーモス一体を倒す事に成功したものの、戦う為の武器はもう無かった。
戦う事ができなくなった、たける、よしのぶ、レナは、死を覚悟するしかなかった。
3人が諦めかけたとき、白いガスが運動場に立ち込めた。
それは戦車から発生している有毒ガスであり、そのガスに巻き込まれ、モンスターの多くは倒れていく。
戦車の中からガスマスクと防護服に身を包んだ隊員が現れ、玲奈達を助けに向かった。、校内に入っていたベヒーモスを蹴散らして、玲奈達は保護され、戦車にて自衛隊駐屯地の地下シェルターへと避難した。
数日、地下シェルターで過ごした後、シェルターはモンスターに破壊される。
隊員達は応戦するも、危機的状況だった。日本はアメリカの様な本格的な戦闘武装をしている国では無かったから、多くのダメージを受ける事になる。
一方その頃、細胞分裂の早い子供達はウイルス感染への進行が早かった。、よしのぶと玲奈、たけるの身体に異変が生じていた。
玲奈は念ずると、テレポーテーションができた。手を繋いだ者を連れてテレポートができる。
玲奈はシェルターに避難している総勢200人と手を繋ぎ、数キロ離れた山へとテレポートによる避難に成功する。
力の副作用は頭痛と吐き気であり、玲奈はそれに苦しんだ。
一ヶ月程度の食料も同時に持っていったが、使い果たす前にモンスターは山にも攻め込んできた。
知性あるモンスターであり、彼らは人間を奴隷にする事を考えていた。
突如とした奇襲にて対応できなかった人々は誘拐される。
よしのぶ、玲奈、たけるの3人組は、玲奈の力で逃げる事ができたが、誘拐された人々を助けるべく、モンスターのアジトへと向かうも、よしのぶは、熱にうなされて倒れた。
ウイルス感染の副作用であるが、よしのぶには単身赴任で離れ離れになる父親がいた。安否が判らない状況で連絡が取れなかった事への欲求不満からか、捜索能力が身についていた。
触れた物に付着する残留思念が見える様になり、その力を使いモンスターのアジトの場所も特定した。
アジトは刑務所だった。刑務所内には無数の穴が掘られ、そこにはモンスターの卵が植え付けられていた。
檻の中に閉じ込められた人を見つけた。、檻に触れたよしのぶは、そこに父親がいた残留思念を読み取る。
よしのぶ父親は、刑務所内で卵を見張る役目を任されていて、そこに別種のモンスターが入り込み、餌になりかけた。卵のある地下から逃げる様に外に出ると、モンスター対モンスターの縄張り争いが始まり、その混乱に乗じて、施設から外に逃げ出した。その後の足取りは不明である。
玲奈は囚われた人々を助けようと、テレポーテーションの力を使い、一旦檻の中に入るが、その隙によしのぶと、たけるが、捕まってしまう。
助けようとするが、敵も魔法が使え、玲奈は見動き取れずに呪縛されてしまう。
玲奈はテレポー卜で逃げる事に成功するものの、その力を見られた事で、よしのぶ達は敵に人質として利用される。
敵はテレパシーを使を使う事ができた。
よしのぶ達の意識に語りかけ、玲奈の居場所に案内する様に命じた。
その頃、玲奈は山に戻っていた。
山からは刑務所がよく見え、モンスター達は刑務所の周りに線を引き、魔法陣を描いていた。
結界魔法であり、モンスターの侵入を防ぐ為のものである。
よしのぶ達が脅され、玲奈のいる山に連れて来られた頃に、状況が一変する。
アメリカ政府による支援で空爆が開始され、モンスター諸共、街中の施設が破壊される。
バリア魔法を描いた刑務所の施設を残して、街は焦土になる。
その光景に呆気とられていたモンスター達の隙に、、玲奈はテレポートで、よしのぶと、タケルを奪還し、刑務所内に囚わていた人々も奪還に成功する。
玲奈はテレポートのやり過ぎて、意識が朦朧していた。
安全地帯を遠くに見える山とし、そこに座標を合わせて皆を連れて飛んだ後、倒れてしまう。
〜あとがき〜
『以降の続きは未定。気になる方はこの続きを書いてくれてもいいよ?』
作品名:地球侵略…お母さんが書いた小説だと思えばきっと楽しいはず… 作家名:西中