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邪神 白猫
邪神 白猫
novelistID. 68521
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君は愛しのバニーちゃん

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 行き交う人々は不審そうな目を向けるが、幸せ気分全開の俺は、そんなことちっとも気にはならない。

 そんなことよりーー

 挙式はどこにしようか、ハネムーンはどこにしようかなど……。考えなくてはならないことが沢山あって、とても忙しいのだ。
 
 
(もちろん……。初夜のことも……っ♡ むふふ♡♡♡♡)


 もはや、笑い声が止まらない。

 不気味な笑い声を響かせながら、涙を流して軽快にルンタッタ・ルンタッタとスキップする。

 その姿があまりに異様すぎて、翌日から【不審者、注意!】の看板が立てられたことはーー

 俺の、知る由もないことなのだが。


 ーーその日の夜。

 美兎ちゃんの年齢がまだ14歳だったと、衝撃の事実に気付いた俺が……。
 キーホルダーを抱きしめながら、一晩中泣き続けたこともまたーー

 誰も、知る由のないことなのだったーー。