神ってる(Aino SPINOFF)
其の④ 日向水
愛音がメダカを飼いたいって言うから、うちの池から、ペットボトルに10匹ほど入れて渡した。
バケツに一晩、水道水を溜めてカルキ抜きさせた。
更に水の温度合わせのために、ペットボトルごとバケツに浸けて、
「双方の水の温度が同じになったら、もう大丈夫だよ」と言っておいたんだが。
翌日、そのバケツにペットボトルを入れたら、メダカの色が変わって、全部浮かんで来たそうだ。
そのバケツ水、真夏の日光で熱湯になってしまってたらしい。
「お湯になってたらダメに決まってるでしょ!」
「温度合せしたら大丈夫って言ってたじゃん」
作品名:神ってる(Aino SPINOFF) 作家名:亨利(ヘンリー)